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重賞の紹介(ダービー、葵S、目黒記念)

先週で春の新潟開催が終わり、今週は府中と京都のニ場開催です。そしてダービーウィークです。日曜日に第91回日本ダービー(芝2400m @府中 3歳限定)が行われます。なおダービーは通称で、正式名称は「東京優駿」です。
そのほか土曜日には第7回葵ステークス(芝1200m @京都 G3 3歳限定)、日曜日には第138回目黒記念(芝2500m @府中 G2 4歳上ハンデ)が行われます。最も新しいグレードレースと伝統と格式のあるレースの組合せです。

・目黒記念
以前は年2回開催のレースの一つでした。年1回開催になった後、暫くは春天の前哨戦的位置付けで2月に開催されていましたが、いまはダービー当日の最終レースとして行われます。これにはダービー当日、競馬場に集まったファンの帰宅時間を分散させる狙いがあるとのことを聞いたことがあります。

・葵ステークス
春の3歳短距離王を決めるレースです。その後の重賞勝ち馬を輩出する、短距離路線の出世レースです。
今年は小柄ながら美脚と評判のナナオ、驚きの展開が期待されるアララララ、桜花賞5着のエトヴプレ、ナムラクレアの弟ナムラアトム等、スタイル、馬名、実績、良血と言った様々な角度から注目を集めるメンバーが揃いました。

・ダービー
昨年までの83回で皐月賞とダービーの両方を制したのは24頭、うち8頭が三冠馬になっています。平均して3〜4年に一頭は二冠馬が生まれています。前回は4年前のコントレイルですので、そろそろ二冠馬が出てもおかしくないです。そんな今年は皐月賞馬ジャスティンミラノの一強ムードです。
なお、二冠を達成した24頭のうち、菊花賞に出走できたのは16頭。残りの8頭は体調が整わず不参戦、さらにダービーを最後に引退した馬も3頭います。競走馬は本当に繊細です。

・ダービーと目黒記念の繋がり
最初に、目黒記念は府中競馬場の前身だった目黒競馬場に由来しています。目黒記念以外にも、根岸ステークスや鳴尾記念、関屋記念など、以前競馬場があった地名がをつけたレースが幾つかあります。
そして、ダービーと目黒記念には深い繋がりがあります。というのは、第1回ダービーが行われたのが目黒競馬場なのです。両レースが同日に開催されるだけの意味がありました。
最後に、目黒競馬場跡地には1927年に英国から輸入された名種牡馬、トウルヌソルの記念像があります。彼は第1回ダービー優勝馬ワカタカの父です。

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