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今週の重賞紹介(中山記念、阪急杯)~非根幹距離の2つの好レース~

今週末からは中山、阪神、小倉の三場開催に変わります。重賞は日曜日に第98回中山記念(芝1800m @中山 G2別定)と、第68回阪急杯(芝1400m @阪神 G3別定)が行われます。共に非根幹距離のレースです。中山記念には中距離馬とマイラー、阪急杯にはマイラーとスプリンターが集う魅力的なレースになります。

少しばかり補足説明をするので、お付き合い下さい。
競馬界には「根幹距離」と言う用語があります。具体的には1200m、1600m、2000m、2400mです。G1はじめ重大レースは根幹距離で実施されることが多いです。
もう一つ専門用語です。短距離馬を「スプリンター」、1600m得意の馬を「マイラー」、長距離馬を「ステイヤー」と呼びます。ところが、重賞の数が最も多い中距離得意の馬を指す言葉はありません。一般的に中距離の強い馬が「最強」の称号を得るので、敢えて設定不要なのかもしれません。

閑話休題。
・中山記念は今後のマイルや中距離G1の前哨戦です。春初戦の一流馬と1月に勝ち上がってきた上がり馬の競演となります。今年の注目は皐月賞馬ソールオリエンス(4歳牡)と、マイル得意の上り馬エルトンバローズ(4歳牡)の同級生対決です。

・阪急杯は、来週のオーシャンSと共に春の短距離王を決める高松宮記念の前哨戦です。優勝馬には優先出走権が与えられます。暮れの阪神カップを制したウインマーベル(5歳牡)が人気を集めそうです。彼が勝てば阪神阪急グループ重賞連続制覇です。「だから何?」なんですが。

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