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推し馬 ヒシイグアス 〜山あり谷ありの歩み〜

今週末に香港で走る日本馬チーム団の団長格、ヒシイグアス(2016年生 現8歳牡)の紹介です。

◆ 大器晩成
彼の成長はゆっくりで、オープン入りは4歳の暮れ、9戦目で漸く3勝クラスを抜けました。
しかし、5歳になると快進撃。新春の中山金杯、2月の中山記念と重賞を連勝し、中長距離の期待の上がり馬になりました。そこから一息入れて秋天を初戦に、翌年の宝塚記念までG1ばかり4戦に出走し2着2回、残りの2戦も掲示板内と大活躍をしました。まさに、大器晩成型です。

◆ 生死の境を彷徨う
今後の更なる活躍が期待された矢先、6歳の宝塚記念2着の後、突然消息不明の長期休養になり、ファンからは大変な心配が寄せられました。後で聞いたのは、夏場の酷暑によって熱中症にかかり、生死の境を彷徨ったとのことです。馬にとっても近年の暑さは、一大事です。

◆ 復活
復活もまた突然であり、そして劇的でした。昨年の中山記念で8ヶ月ぶりにターフに戻ったヒシイグアスは、貫禄の勝利をあげました。生死の境からの劇的な復活劇に、ファンは大喜びでした。
その後は勝ち星こそ恵まれていないものの、昨年末の香港カップで日本馬最上位の3着に入るなど、活躍を続けています。

◆ 香港は得意
どうやら、香港の水は合うようで、2回香港カップに参戦し、2着と3着でした。広東料理好きのグルメなのかもしれません。
今回初めてQE2世カップに出走しますが、香港カップと同じシャンティン競馬場の2000m、会場を沸かせることを期待します。

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