東京盃の見立て ~イグナイター始動~
交流重賞大井3連戦の最後を飾るのは、東京盃(1200m@大井 G2級 10月3日)です。ダートスプリント王決定戦、JBCスプリントの前哨戦に位置付けられる重要な一戦です。
◆ 過去5年の勝ち馬
とても豪華な過去5年の勝ち馬を一覧すると、その重要性が伺われます。
2023年:ダートスプリント界3強の一角を成すドンフランキー
2022年:G1馬レッドルゼル
2021年:交流重賞5勝のサクセスエナジー
2020年:現役バリバリ、今春の東京スプリント覇者のジャスティン
2019年:国内外重賞5勝コパノキッキング、なお鞍上は藤田菜七子騎手
◆ 今年の見どころ
ダート3強のうち、唯一国内路線を選択したイグナイター(6歳牡)が、JBCスプリント連覇を目指して、東京盃から始動します。
今年のかしわ記念の優勝馬シャマル(6歳牡)や、ここ2戦連続して交流重賞2着のクロジシジョー(5歳牡)といった、今年重賞を賑わした実績馬の参戦も楽しみです。
ただし、今年の最大の注目は3歳馬が世代交代、下剋上を狙って参戦してくることです。
具体的には、北海道スプリントカップ1着の鋭い末脚が魅力的なチカッパと、2着の粘り強い先行力が持ち味のエートラックスが、揃って出走を予定しています。
過去2年の東京盃では、3歳馬の出走は1頭のみでした。
◆ イグナイター
今春、彼はNAR馬としては史上2頭目となるドバイ遠征を行い、5着と好走しました。その走りっぷりを見ると、NAR所属馬の新時代の先駆者となったと思っています。
ブリーダーズカップに進むドンフランキー、リメイクと共に、現在のダートスプリント界3強を形成しています。
彼は昨年のJBCスプリントを、並み居るJRA所属馬を蹴散らして快勝し、競馬ファンを興奮させてくれました。今秋もJBCスプリントを大目標にすると発表されています。
彼の投稿記事を文末に再掲します。
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