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ロードバイクを組むのに何が大変だったか

2021年の夏にロードバイクに乗り始め、そこから少しずつ愛車のカスタマイズを続けてきました。教科書は主にシマノのマニュアルです。作業内容の難易度は様々で、中には大変難しくてすごく時間がかかったものもあります。思い出しながら何が、どう難しかったかを書いてみようと思います。作業手順とかすっ飛ばして、難しかったところだけ書いています。参考になるかどうか…。

①リムブレーキのの交換
 一見簡単そうに見える作業で、規定トルクさえ守れば組み付け自体は難しくないです。でも、ブレーキシューをリム面にいい感じに当てるとか、シュークリアランスがいい感じになるようにワイヤー調整するとか、地味に難しい。

②エアロハンドルバーのワイヤー内装
 左右のSTIレバーを取り付けたものの、ケーブル内装のハンドルバーの穴が小さくて、アウターケーブルが全然通らず。使い古しのインナーケーブルをガイドにやっと通す。一番大変だったのはSTIレバーにアウターケーブルを突っ込むところ。ケーブルが硬くて入らん!

③フロントディレイラー取り付け、調整
 僕のフレームは直付けタイプです。FD-R8000の取り付けなので、その前提で。バックアッププレートを貼り、チェーンリングと並行よりやや中に入った角度で固定してサポートボルトを締めて、などの作業は問題ないんです。今は苦労しませんが、最初に苦労したのは、とにかくワイヤーが適切に張れないこと。結構引っ張っても張れなかったんです。なんでだろ?

④リアディレイラー取り付け、調整
 取り付け自体はそれほど難しくありません。こちらもやっぱりワイヤーをいい感じに張るのが難しかったです。初めて作業した時はペンチで何度も引っ張った挙句、ワイヤーがほつれてもけもけになってしまいました。コツを掴めばそれほどでもないので、今では問題ありません。ストローク調整、エンドアジャストボルトの調整、変速調整はマニュアル様様です。調整作業はマニュアルの通りに行えばバッチリ決まります。

⑤フレームのケーブル内装
 僕のフレームもケーブルがフレーム内を通る、いわゆる内装タイプ。インナーケーブルだけを入り口から差し込んで出口から出すなんてできるわけがないんです。だから、ケーブルライナーを、交換するケーブルを道案内にして通しておきます。ライナーが通ったら、ワイヤーを抜いてテープで仮止めしておくと、新しいワイヤーがスッと通ります。……通るはずなんですが、ライナーがうまく通らない、ワイヤーを引っ張ったらライナーが途中で抜ける、仮止めテープが剥がれていつのまにかライナーが抜けている、猫がじゃれついてライナーを抜く、などが起こり、うまく行きません。初めて内装作業をした時は、朝10時に初めて夕方4時まで、昼ご飯抜きのぶっ通しで作業しました。しんどかった……。今はもう少し作業効率は上がっています。

⑥STIレバーの取り付け、ワイヤー通し
 STIレバーの取り付け自体は、位置決めをきっちりとして、規定トルクで締めれば完了です。ブレーキワイヤーもすぐ通ります。問題はシフトワイヤー。左右ともレバーを操作して解放してやれば通るはずなんですが、出口が見つからない。入っていかないんです。やっと入り口を見つけて通したら、今度はタイコの固定がうまくいかない。ここがきちんとはまっていないと、そもそも変速できなくなったり、最悪の場合中で噛んでしまって動かなくなりますから、ちゃんと収まるべきところに収まってもらわないと困るのに、うまくいかない。初めて作業した時はコツが分からずうまく巻き取れなかったり、タイコが挟まったりで苦労しました。慣れれば大したことないんですけどね…。

⑦クリンチャータイヤの取り付け
 一番一般的なタイヤですが、とにかく手だけでははまらない。格闘の末手の皮が剥けることもしばしば。タイヤレバーなるものを使って楽をしようとするも、慣れないうちはチューブを噛んで穴が開くということも起こります。注意して作業すれば大丈夫なんですけどね。

⑧チューブラータイヤの取り付け
 要はリムにタイヤを貼り付けるだけなので、作業自体は難しくありません。ホイールのバルブが通る穴のところからチューブラーテープ(両面テープですね)を貼って、ぐるっと一周したら貼り終わり。貼り始めと貼り終わりの粘着面保護のビニールをちょっと剥がしておいて、タイヤをはめたら空気を少し入れて剥がして貼り付けるだけ。タイヤだって丈夫にできているのでホイールになかなかはまりませんが、なだめすかして引っ張ればはまります。センター出しとかに気を遣えばそれほど難しくありません。リムセメントは使ったことがないのでよくわかりません。

⑨カセットスプロケットの付け外し
 専用工具が必要ですが、自転車なんて大体そんなもの。工具さえあればさほど難しくありません。フリーは一方にしか回らないようにできているので、チェーン様の工具でしっかり押さえて、カセットスプロケット外し工具でぐりっと回せば外れます。これは初めからそれほど苦労しませんでした。

⑩自分ではできない作業、またはやったことない作業
 僕の自転車のフレームは、ボトムブラケットが圧入のPF30。いつかは交換する日が来るんですが、やったことないからできるかどうか不安です。工具も新しいボトムブラケットもあるんですけどね。
 あと、油圧ディスクブレーキの取り付けとか調整、Di2のコンポの取り付けとか調整はやったことがないです。そもそも持っていないので、もしその日が来たならば勉強すると思います。



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