20代最後の年、僕は異邦の地を歩いた

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20代最後の年、僕は異邦の地を歩いた (3)

巡礼の始まり

最初に日本円をユーロに変えたとき、「フランスから出るときにBuyBackを貰ってね」と言われたと認識していた。

しかし換金所に行っても良く分からず、結局そのまま出発することとなった。

なんとなく損した気分での旅出だった。

サン・ジャン・ピ・エド・ポーへ出発

列車から外を眺めていた。

市内を出たらひたすら平原が続いていた。

山も森もなくまったいらだ。

やっぱり日本と比べ

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20代最後の年、僕は異邦の地を歩いた (2)

パリの観光

今回挑戦するのはサンディエゴ巡礼「フランス人の道」だ。

これはその名の通り、フランスから始まる道だった。

パリからサン・ジャン・ピエ・ド・ポーまで電車で移動し、そこからサンディエゴ巡礼の旅が始まる。

とはいえせっかくのパリを観光せずにただ通過するのは勿体無い。

初日はパリに宿をとり、観光すると決めていた。

Le busでパリの街へ

こういう旅では無事バスに乗れるだけで達成

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20代最後の年、僕は異邦の地を歩いた (1)

2017年春 会社を辞めた

「20代最後」という響きに惑わされない人はいないだろう。

生物的に登る一方だった人生は、ある日下り坂を下っていることに気づく。

体力的にも衰えを感じ始めるようになり、同い年のスポーツ選手は既に引退どきを考えていた。

特にベンチャー上がりのIT企業に勤めていた僕は野心に満ち溢れた同僚が多く、「30歳までに起業」という言葉で辞めていった人は多かった。

そして例に漏

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