記事一覧
音楽生成AIの課題と可能性
ここ数日話題の音楽生成AI、『Suno AI』を触っている。
最初の感想としてはどんな歌詞を入れてもヒット曲と言われても遜色ないような曲が一瞬で生成されるのは素直にすごいと感じた。
その後何時間も触ってく上で課題感含め見えてきたものもあるのでまとめていく。
ビジネスで使える曲を出すには根気が必要まずそれっぽいものはいくらでも出せるけど100点満点のものはなかなか出せない。
1つ目に歌詞を正しく
開発スピードを上げるための二つの効率
immedioに開発統括として入社して半年が経過しました!
入った当初は一つ意思決定するのにも何時間も議論するような状況でいかにスピードを上げていくかが課題だったのですが、ありがたいことに今では開発速度を褒めていただけるような状況になりました。
そこに至るまで、開発チームとしてデプロイ頻度や変更リードタイムの改善に取り組んできたのですが、本記事ではソフトウェアエンジニア以外の方にも伝わる形で取
ネパールで見た世界のビジネスと人間関係
ネパール旅行では現地のネパール人にものすごくサポートしてもらえて、良い旅ができた。
平日の早朝からバイクで1日中観光地を連れ回してくれて、夕飯には家まで連れてってくれ、料理まで振る舞ってくれた。
きっかけは姉が知人にネパールのポカラで良いカレー店を聞いたところ、その友人のネパール人の弟がポカラにいるから案内するよ、となったことだ。
つまりその人と自分との関係は『姉の知人の友人の弟』で、めちゃくち
ネパールで日の出を見て泣きそうになった話
ネパールのリゾート、ポカラから行けるサランコットの丘は日の出で有名な場所です。
ヒマラヤ山脈が一望できる丘の上から見える日の出は、確かに絶景でした。
早朝にも関わらず、多くの観光客が丘の上に集まります。
人種もさまざまで、韓国人や中国人も多くいました。
丘の上で待つこと何十分か、ついに日の出の瞬間です!
とは言うものの、旅行先で日の出を見ること自体はよくあるイベントです。
言うなればその前々
ネパールの地理的ハンデと勝ち筋
ネパールはほぼ山で構成された国で、数少ない平地に都市が作られている。
必然的に数少ない平野に、ネパールの都市が作られていくことになる。
その中でも、第一の都市がカトマンズ、第二の都市がポカラだ。
カトマンズとポカラを繋ぐ道つまり、カトマンズとポカラを繋ぐ道は物流の観点でめちゃくちゃ重要な道であり、ネパールの経済にも大きな影響を与えるものと考えられる。
カトマンズからポカラは201kmある。
ネパールの詐欺師に感情移入した話
ネパール旅行初日に、詐欺師にあった。
自分がちょっと先に飛行機がついたので、同行人を待っているときだった。
あと1時間以上することないなぁと街のど真ん中で思って突っ立ってると、怪しげなネパール人から声をかけられ、「この先で祭りをしてるから案内してやる」と言われた。
明らかに怪しい。
とはいえ暇だし命の危険まではないだろうと思いついていくことにした。
謎の寺に着くもただ参拝する人がいるだけ
画像生成AIを使って思ったこと
生成AIというと「プログラマーいらなくなる」だとか「デザイナーいらなくなる」だとか好き放題言われがちだ。
自分はプログラマーなのでプログラマーがいらなくなるわけではないと感覚値でわかるが、デザイナーはどうなのかな?と思って画像生成AIを10時間以上試してみた。
その中で見えてきたことをまとめる。
無限のパラメータが出力に与える影響を身体で覚える必要がある生成AIというといかに効果的なプロンプ
高負荷サービスと技術選択
前回の記事に引き続き、シリコンバレーと日本の違いについてYoutubeを見て思ったことを書いていく。
前回は「シリコンバレーは開発速度重視」って観点で考察したが、別の動画を見るとそうでもなさそう。
ただどちらも「負荷次第」って感じのことは言っている。(まぁ当たり前だよね)
規模の違いからくる前提の違い日本だとシリコンバレーで使われてる言語とか手法とか無条件で信仰しがちだけど、やっぱりその違い
シリコンバレーのエンジニアと日本のエンジニア
「DDDになぜ失敗するのか」というスクラップを2年前にまとめ、今更記事にしている
その中でシリコンバレーと日本の風土の違いについて調べたことがあった。
当時はアジャイルや規範という観点で見たが、好む技術スタックから違うのではないかと思い始めてきた。
あくまでシリコンバレーで働いたことがないので、なんの根拠もない推測で書き連ねていく。
技術と速度
とりあえず「シリコンバレーはRails」と
GraphQLは銀の弾丸か
銀の弾丸なんてないと言われつつ、割とGraphQLはRESTの上位互換のような、銀の弾丸扱いされることが増えてきていると感じる。
過去触ってきた中で疑問に思うことがあるものの、まとまった技術記事にするほど思考がまとまってないのでメモがわりにここに供養する。
(「過大評価かも?」って内容なので反対意見ばかりになるが、別に反対派ではない)
本当に開発速度が速いのかこれについてはGraphQLだか
コーディングにおける道のデザイン
チームのコードの品質を担保する責務を負わされたとき、他者の分も含めて維持し続けるのは難しい。
もちろんコードレビューで細かく指摘するなど、過剰に干渉することである程度担保することは可能だ。
しかし自分1人に依存してるためスケーラブルでなく、得てしてレビュワーが自分でなくなった途端崩壊し、気づいたら全体が崩壊してるようなことは多々ある。
なので極力自分に依存させずにコードの品質を担保する方向性が求
Modelessnessと現実
ふとオブジェクト指向について調べ直して、User IllusionやModelessness、OOUIと考えを巡らせた。
その中で雑多に頭に浮かんだことを書き連ねる。
頻発される『モデル』という単語一つとっても、メンタルモデル、ドメインモデル、データモデルなど、あらゆる補助線の引き方がある。
日頃の開発における『モデリング』も同様の複雑性を含んだものである。
しかし一方で、現実のモデリングはそ
文書生成AIは何ができて何ができないか
ChatGPTによりAIに対する議論は活発化しています。
「単にそれっぽい文章を生成してるだけだ」という過小評価派は数を減らした一方で、「シンギュラリティきた!」「もう誰でもアプリを作れる!」「シリコンバレーではすでに大量に解雇されている!」と過度に期待を煽るような意見を多く目にするようになってきました。
1ヶ月前に似たような記事を書きましたが、この1ヶ月触る中で見えてきた部分含めて改めて考察を
大規模言語モデルでドラえもんはできるのか
大規模言語モデルで世間を賑やかしていて、日夜新しい発見、ニュースが目に入ってきます。
個人的に注目しているのはReActであり、大規模言語モデルが自律的に行動選択できるようにすることであらゆる可能性が広がります。
それを再起的に繰り返すことでBingのように自分で情報を調べに行くことはもちろん、自分で書いたコードのバグ修正を行ったり、情報が不足してる点をSlackで質問したりと、自律的に仕事をする
大規模言語モデルは世界をどう変えるか
IT業界はブロックチェーン、メタバース、Web3などのバズワードが定期的にもてはやされる。
ただそれらはほぼ投資を刺激する以上の意味を持たず、世界を、生活を変える技術には未だなっていない。
一方でChatGPTのような大規模言語モデルは明らかに別格だと感じる。いわばインターネットの発明のように大きく世界を変える技術であり、これから数多のビジネスが大規模言語モデルを軸としたものとそれ以外に分類され
技術選択とRailsの功績
何を基準に技術選択するかがWebエンジニア界隈で話題だ。
昨年は技術選択に関わってきたし、過去成功事例も失敗事例も経験してきた身として徒然書き連ねてみる。
まず個人開発や単に技術者としての責務しか負わないならシンプルに技術的な視点だけで、個人の嗜好だけ考えれば良いと思う。
だが、自分が事業に責任を持ってる立場だと判断は難しくなる。
その技術選択をした結果、事業が成功するか、しないかを基準にすると