見出し画像

ムゲンダイナVMAXデッキ解説

こんにちは、どらんごです。

先日ムゲンゾーンの新カード達が公開されましたね。

今回は新弾のメインカードであるムゲンダイナVMAXのデッキ解説になります。

色々検証して、環境デッキに有利が取れる納得のいく構築が組めたのですが、大型大会が全て中止になってしまい使う場も無いので公開しようと思います。


今回は全文無料の投げ銭方式とさせていただきます。


目次

①ムゲンダイナVMAXについて

②デッキリスト

③採用カード解説

④不採用カード解説

⑤環境デッキに対しての立ち回り

⑥※5月31日追記 最新版デッキリスト





①ムゲンダイナVMAXについて


画像1

画像2


まず、パッとテキストを読んで思ったのは、HP340が2ターン目から270+かんしゃくヘッド飛ばしてくるのやべぇ。

ということでした。

冷静に考えてヤバいです。

間違いなく環境トップに入ってくるカードだと思いました。

ムゲンダイナVMAXの弱いポイントとして、

270までしか出ない=三神を倒せない、相手のVMAXのポケモンをワンパンできないという点がありますが、ガラルジグザグマやイベルタルGXで簡単に解決できてしまいます。

悪タイプしか置けないという点も新弾のクロバットVの特性によって全く苦になりません。

下のムゲンダイナVも後手1で打つ技としては優秀です。

HP340が本当に優秀で、7枚エネが付いたマルヤクデVMAXのキョダイヒャッカで倒されないラインであり、最近注目されていたレッドパーフェクションに対してフレアドライブGX+かんしゃくヘッドを4回要求することができます。

タッグチームのデッキで唯一HP320のVMAXを割と簡単にワンパンできるデッキとしてレッドパーフェクションが注目されていましたが、ムゲンダイナ側は簡単にミュウミュウをワンパンできるのに対してフレアドライブGX+かんしゃくヘッドを4回要求されるのはレッドパーフェクション側としてはだいぶハードルが高いです。

マジでタッグチームの時代を終わらせに来てますね。

とは言っても三神ザシアンやピカゼクのデッキパワーはめちゃくちゃ高く、少し遅れるだけで簡単に押し切られてしまいます。

三神ザシアンやピカゼクに勝つには2ターン目からタッグチームを倒してドレッドエンドを打ち続ける必要があります。


②デッキリスト


画像3

画像4

めちゃくちゃシンプルに組みました。

2ターン目からベンチ8体展開して270+かんしゃくヘッドのダメージを出すということに特化して、余計な物は一切入れずシンプルに構築しました。


③採用カードの解説


ポケモン


ムゲンダイナV、VMAX 4-4

削る理由が存在しない。基本的に2体しか使いませんが、ムゲンダイナスタートが1番強く、2ターン目にVMAXを引けないと話にならないので4-4の採用です。


クロバットV   4

このデッキのドローエンジン。文句無しの4枚採用。


ガラルジグザグマ  4

他の方の構築を見ていると大体2が多い印象でしたが、4枚必須だと思っています。

HP320のVMAXワンパンするためにはかんしゃくヘッドを5回要求されます。デスカウントGXで倒すプランを取るにしても4回要求されますね。大きなお守りが着いた三神をワンパンするためにも4回要求されます。 

ジグザグマが2枚ではハードルが高いです。

ジグザグマを回数使うことが要求される環境であり常にボールから+10になる選択肢を残しておきたいので最大枚数の4枚です。

めちゃくちゃ使いやすかったです。


イベルタルGX1

基本的は対VMAXで使うカードです。

普通にかんしゃくヘッド5回でワンパンすることも出来ますが、大きなお守りやヒート炎エネルギーを貼られてしまうとジグザグマと回収ネットを最大枚数積んでいてもドレッドエンドで倒すのはハードルが高いです。

なのでお守りやヒート炎エネルギーが付いたVMAXに対してはかんしゃくヘッド4回のデスカウントGXで倒しにいきます。


フーパ(新弾) 1

3-2-1のサイドプランを取るとき非VGXでジラーチを取れるのが強いので1枚採用です。

VMAXを削りにいくプランも取れて器用なカードです。


アブソル  1

置いておくだけでジラーチ入りのデッキに対して要求を1枚増やせるカード。雑に強い。

悪タイプだからアブソル入れれるやん!!と思って入れてみたけど基本的にはジグザグマで加点しながらムゲンダイナで殴ってるだけで押し切れるしベンチはジグザグマやクロバットに使った方が強いから正直抜いてもいいかもしれない。


グッズ

ボール系

クイックボール4

スーパーボール4

ポケモン通信4

2ターン目からベンチを8体展開して270出すのがコンセプトなのでボール系はだいぶ厚く積みました。安定します。


回収ネット4

ジグザグマを回数使い回すために採用。

最初は手札にダブついてクロバットでドローしにくくなりそうだなーって思ってましたが意外とそんなことはなく大体ジグザグマと相手の盤面にかんしゃくヘッドを当てたいポケモンはいるのでクロバットを使う前に打ってしまえば大丈夫です。

ジグザグマでスタートしたときムゲンダイナを前に出すカードにもなるので4が使いやすかったです。


ダートじてんしゃ 4

山を掘るカードを増やしたかったので採用。初手からクロバットとダートでガンガン山を掘っていきます。



ポケモンいれかえ2 風船2

元々入れ替え手段は風船3だけだったんですがタンデムショックで積むので入れ替えを2積みました。風船が盤面にあるとフーパやイベルタルGXがかなり使いやすくなるので2-2の配分にしましたが、入れ替えに寄せてもいいかもしれない。


サポート

博士の研究4

最強ドローカード。必要なパーツが多いデッキなので削る理由はないです。

ボスの指令 3

基本的には前を倒すのが強いのであんまり打たないですが、3枚あると引きたいときに引きやすく序盤研究やダートで巻き込みやすいことも考えて3枚。

エネルギー

キャプチャーエネルギー4

手張りの要求とポケモンを並べる要求を同時に達成できるめちゃくちゃ相性がいいカード。初手から引きたいので4。ムゲンダイナのために生まれてきたカードだと思う。

悪エネルギー 6

6が1番ちょうどいい枚数でした。積みすぎてもダブついてクロバットが使いにくくなるのでこのくらいがちょうどいいです。


④不採用カード理由


マニューラGX

トランスしても何も起きない。安定と速度が落ちるだけだと思っています。


イベルタルSM8a

逃げ0が優秀で採用されているリストを見ました。入れ替え手段は風船とポケモン入れ替えで事足りると思っていて、ベンチ枠はジグザグマやクロバットに使う方が強いので不採用です。


グレートキャッチャー

特に打ちたい場面がなかったので不採用。


リセットスタンプ

ハンド干渉がなくても特に困ることがなかったので不採用。


ネズ

元々入れていたんですが、博士の研究を打つ方が強いので抜きました。ネズを打つとムゲンダイナVMAXとエネは確保出来るけどその他のパーツが足りなくなることが多かった。



スタジアム

特に入れたいスタジアムがなく貼られて困るスタジアムもなかったので何も入れませんでした。

今はそこまで多くありませんが今後かんしゃくヘッドを防げる隠密フードが増えてくる可能性があると思っているので、スタジアム入れるならフラダリラボがいいかなと思っています。



⑤環境デッキに対しての立ち回り


三神ザシアン  有利

基本的にはオルタージェネシスの返しにジグザグマ込みで三神を倒して後はザシアンを2体倒して勝ちます。

オルタージェネシスの返しに三神を倒せれば三神ザシアン側はメタルソーサーを複数引きながらボスの指令を2ターン連続で使うことが要求されるのでだいぶハードルが高いです。


ピカゼク 有利

基本的にピカゼクはムゲンダイナVMAXをワンパンできないので普通に前を倒していくだけで押し切れます。

先行2ターン目にボスの指令からエネが付いたムゲンダイナVをタッグボルトで倒されるとキツイので後手1はパワーアクセルで1エネムゲンダイナを2面作って返すのが理想。

スタンプタンデムショックの負け筋があるので入れ替えとスタンプからの復帰札を大事に使います。


マルヤクデVMAX  微有利

3-2-1のプランを取ります。2ターン目前にいるジラーチやボルケニオンを倒し、次のターンマルヤクデVMAXをかんしゃくヘッド5回+ドレッドエンドで倒すか、デスカウントGXで倒してデデンネを取って勝ちます。

デデンネやワタシラガが出てこない場合は1体目のマルヤクデVMAXをかんしゃくヘッド5回+ドレッドエンドかデスカウントGXで倒し、2体目はフーパで削ってドレッドエンドで倒して3-3で取ります。

今の環境で特に意識しなければいけないデッキって三神ザシアン、ピカゼク、マルヤクデの3つだと思っていますが、その中では1番勝率が怪しかったですね。5-5寄りの6-4くらい。


リザードンVMAX  有利

マルヤクデと立ち回りはあまり変わりません。

マルヤクデの場合、後手1溶接工+フレアスターター、2ターン目溶接工手張りで2ターン目からムゲンダイナVMAXがワンパンされる可能性がありますが、リザードンの場合かんしゃくヘッド4回要求になるので要求が高く、2ターン目にムゲンダイナVMAXが倒される可能性はかなり低いので、マルヤクデより楽です。

マルヤクデに比べて1体VMAXを倒された後の復帰が難しいのでその点でもマルヤクデより楽だと思います。


ドラパルトVMAX  有利

色相性でかなり有利です。順当に殴っていけば勝てます。


火の玉サーカス  不利

大体何やっても勝てない。

小ズガはピカゼクに入っているクワガノンVがキツくてクワガノンが入ってからは全然ピカゼクに勝てなかったので小ズガの評価が低く、小ズガは切りました。




※5月31日追記

一昨日ムゲンゾーンの全カードリストが公開されましたね。

全カードリストを見てのムゲンダイナVMAXの最新版のレシピを追記させて頂きます。特に大きな変更はしていませんが、前よりだいぶ回しやすくなりました。

⑥最新版デッキリスト

画像5

変更点

削ったカード アブソル、風船2、ポケモン通信

追加したカード イベルタル、ポケモン入れ替え2、エネルギースピナー


変更点について

アブソル

雑に強いカードではあるが、必要では無い。最近のジラーチが採用されているデッキはポケモン入れ替えに加えて回収ネットが4枚採用されていることが多いためあまり刺さらない。

風船2枚→ポケモン入れ替え2枚

風船を全部削り、2枚だったポケモン入れ替えを4枚に増やしました。ムゲンダイナVMAXに風船を貼っても逃げゼロになれないのでムゲンダイナVMAXをノーコストで下げられる入れ替えの方がデスカウントGXに切り替えるときやフーパが使いやすくなる。全部入れ替えにしてしまった方が引きたいときに引きやすくて使いやすかったです。

風船はムゲンダイナ以外でスタートしたときに下げたり死に出しで使うカードで、スタートしたポケモンを下げる役割は入れ替えでも良くて、死に出しは逃げゼロのイベルタルを採用することで事足りたので全部入れ替えの方が使いやすかったです。

逃げゼロイベルタルは最初にこの記事を書いたときはだいぶ辛口な評価をしてしまったのですが、試しに入れてみたら思っていた以上に使いやすかった。キャプチャーエネから逃げゼロを置けるのが強い。

エネルギースピナー

初手にエネを引けず手張り出来ないことが多々あったのでもう少し初手にエネを引ける確率を上げたいと思い、エネを増やそうかなと思ったのですが、エネの現物を増やしすぎてしまうとダブついてナイトアセットが使いにくくなるときがあるのでエネルギースピナーを採用しました。本当はもう1枚入れたいけど枠が無い。




以上でデッキの解説を終わります。

新しく公開されたジュナイパーが厳しいですが、ムゲンダイナVMAXのデッキパワーはトップクラスであり現環境トップにめちゃくちゃ強いデッキです。

JCSが中止になってしまいムゲンダイナVMAXを使う場が無いのが残念ですが、リモート対戦等で是非使って頂ければと思います。


最後まで読んで頂きありがとうございました。


ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?