NFTとは? 特徴・仕組み・売買方法などを詳しく解説します。

「NFT」について詳しくまとめました🎉

最近話題のNFT。

「NFTアートが数億円で落札された!」
「子供の書いた絵が数百万円になった!」
「NFTの二次販売で稼げた!」


このようにNFTに関連する話題を耳にすることも増えたかと思います。

ただ、NFTという言葉は聞いたことあるけど、正確にNFTについて理解している人は少ないのではないでしょうか。


そこで、この記事ではNFTについて誰でもNFTを理解できるように詳しくまとめてみました。


この記事を最後まで読んで頂ければ、

①NFTの概念・仕組みが完璧に理解できる
②NFTを活用した最近話題の稼ぎ方を知ることができる

③NFTのリスク・注意点もわかる


これらのメリットがあります。

知識ゼロの人にもわかりやすく、丁寧に解説しているので、ぜひ最後までみてください。



NFTとは?

そもそもNFTとは何なのかということから説明していきます。


NFTとは「Non-Fungible Token」の略称で、日本語ではよく「非代替性トークン」と訳されます。

これだけ聞いても意味を理解できる人は少ないと思うので、

わかりやすく一言で言えば『唯一無二であることが証明されているデジタルデータ』のことです。


ここでいうデジタルデータとは「画像」・「イラスト」・「動画」・「音楽」・「SNSの投稿」などネット上で扱われているデータのことです。


今までのデジタルデータは簡単にコピー・改ざんができてしまうものでした。


そのため、デジタルデータ(例えば、イラスト)などに、現実世界の絵画のような資産的な価値を持たせることは難しいと考えられていました。


例えばレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「最後の晩餐」が現実世界で高額で取引されているのは「その絵は世界に1つしかない」ということが証明されているからです。

しかし、仮にネットで「最後の晩餐」が販売さたとしても、簡単にコピーができてしまうので、偽物もたくさん出回り、現実問題として、資産的な価値を持たせることは非常に難しいのです。


しかし、NFTはネット上で販売されているイラストや音楽などのデジタルデータでも「どれが本物なのか」が証明できるようになっています。

このように「唯一無二が証明されているデジタルデータのこと」をNFT(Non-Fungible Token)と呼びます。




NFTの仕組み 〜どのように唯一無二を証明しているのか〜

NFTは「唯一無二が証明されているデジタルデータ」ということはわかりましたが、

どのように唯一無二ということを証明しているのでしょうか。

実はNFTは仮想通貨でよく耳にする「ブロックチェーン」という技術を利用しています。


ブロックチェーンの技術を簡単に説明すると「ブロックチェーン上で発生した全取引の履歴を記録して、1つの鎖のように、繋げていく技術」です。

1つの鎖のように繋げていくことで、どこか1つの取引履歴を改ざんしようとしても、その次にある取引履歴との整合性が取れなくなるので、簡単に改竄することが出来ません。


また、NFTはこれらに加えて「ERC-721」という仕組みも利用して、個々のデジタルデータに識別子を付与しています。

このようにすることで、NFTは非代替性(改ざん不可)かつ唯一無二なデジタルデータを実現しているのです。



NFTの特徴

ここまでで、NFTとは何で、どのような仕組みかは理解できたと思うので、

ここからはNFTの特徴をわかりやすく紹介していきます。



①:唯一無二が証明され、所有者がわかる

NFTの一つ目の特徴は、「唯一無二が証明され、所有者がわかる」という点です。

先ほど説明したように、NFTはブロックチェーンの技術を利用することで、

デジタル上のデータでも代替不可能、つまり唯一無二を証明できるようにしています。

このおかげで、デジタルデータにも資産的な価値を与えることができるようになりました。

また、NFTは唯一無二であると同時に「所有者が誰かわかる」という特徴があります。


先ほど「ブロックチェーンは、取引履歴を鎖のように1つにする技術」と説明しました。

この「取引履歴」の中には、「誰が取引したのか」という情報も記録されます。

そのため、この記録を利用することで「NFTの所有権が今誰にあるのか」も証明することができるようになっています。


このようにNFTは、ブロックチェーン技術を利用することで、所有権の所在もわかるようにしたのです。




②:取引が可能である

2つ目の特徴は、NFTは取引が可能であるという点です。

例えば、

・イラスト
・動画
・音楽
・SNSの投稿

などもNFTにすることで、NFTマーケットなどを利用して、売買することが出来ます。

もちろんNFTにしなくても、これらのデジタル上のデータを売買することは可能です。

しかし、NFTにしない場合は、コピー・改ざんが容易に行われてしまうため、これらのデジタルデータの資産的な価値は高くはありません。

そのため、購入したいという人も少なく、現実問題として、売買が成立することは少ないという課題がありました。

しかしNFTの場合は、唯一無二で所有権の所在がわかるデジタルデータとなって、資産的な価値がつきます。

その結果として、売買も頻繁に行われるようになり、流動性が生まれます。

このようにNFTは資産的な価値を持つことから、取引・売買を行うことができるという特徴があるのです。



③:二次販売が可能で、創作者が正当な利益を受け取れる

3つ目に、NFTは二次販売をすることができるという特徴があります。

二次販売とは、NFTを購入した人が、購入したNFTを別の人に販売することができるということです。

そして、二次販売をした時に、創作者、つまり最初にNFTを販売した人は、ロイヤリティとして二次販売額の数%を利益として受け取ることが出来るようになっています。

販売額の何%を受け取るかは創作者が設定することができる場合がほとんどです。

この仕組みがあることによって、創作者は自分のNFTが二次販売されるたびに収益を受け取ることが出来ます。

今まではコピーや無断転載などをされて、正当な利益を受け取ることができなかった創作者もNFTを利用することで、利益を受け取れるようになります。

この仕組みは、NFTマーケットなどによって利用できない場合もありますが、OpenSeaなどの有名なNFTマーケットなら基本的に利用することが出来ます。




NFTが注目を集めた背景・理由

ここまででNFTが一体なんのかが、かなりわかってきたと思います。

しかし、どうして最近になって急激にNFTが注目を集め始めたのか、が気になりますよね。

この一番大きな理由は「NFTアート」の存在があります。

NFTアートとは、言葉の通り「イラストなどのデジタルアートをNFTにしたもの」です。


例えば、ツイッターの創業者ジャック・ドーシーの「最初のツイート」がNFTとしてオークション形式で出品されました。

その落札額はなんと約3億円です。

他にも、

・アメリカ人アーティスト「Beeple」の NFTが過去最高額の約75億円で売れる
・「Test」と書かれただけの画像が、27万ドル(約2970万円)で売れる
・8歳の子供が夏休みの自由研究で制作した作品が240万円で売れる

などなど、続々と高額でNFTアートが売れたという話が広がりました。

その結果として、NFTに一気に注目が集まったという背景があります。

また、既に説明した通り、NFTは二次販売することが可能なので、いわゆる「転売」のようにNFTを売買することで利益を出す人も出てきことや、

NFTに注目が集まったことで大手企業も続々とNFT業界への進出を進めたこと、

これからのNFTへの期待度なども相まって、NFTは爆発的な広がりを見せているという状況です。


現状も企業が続々とNFT業界への進出を進めている状況なので、NFTの盛り上がりはまだまだ続きそうです。




NFTとNFTゲームの関係

NFTが話題となったことでNFTゲームと呼ばれるものにも注目が集まっています。

NFTゲームは「GameFi」・「BCG(ブロックチェーンゲーム)」などの呼び方をされることもありますが、厳密な定義が決まっているわけではないので、どれも同じ意味だと考えて問題ないでしょう。


従来のゲームは、どれだけゲームをプレイして、ゲーム内のアイテムやキャラを育てても、それらに資産的な価値がつくことはありませんでした。


なぜなら、ゲーム内のキャラやアイテムは不正にコピーされたり、ゲームが終了してしまうと、ゲーム内のアイテムやキャラも全て消えてしまうなどの弊害があったためです。

しかし、これらの課題はNFTによって解決されることになります。


NFTを活用することで、ゲーム内のキャラやアイテムをコピー・改ざんすることが極めて難しくなります。


また、NFTの所有権はゲームをプレイしているユーザーにあるため、たとえゲームが終了したとしても、NFTであるキャラやアイテムはユーザーが保有し続けることも可能です。



これらの理由から、NFTゲーム内でNFTになっているキャラやアイテムには資産的な価値がつき、売買を行うことも可能となります。


つまり、ゲームをプレイして、集めたアイテムや育てたキャラクターは、それだけ自分の資産となるということです。


このようにNFTゲームは、今までのゲームにNFTを組み合わせることで、ゲーム内のアイテムやキャラにも資産的な価値を生み出しました。

プレイヤーがNFTを売買することで、収益に繋がる可能性もあるため、NFTゲーム市場への注目度は一気に高まっています。




NFT の購入方法・必要なもの

次はNFTの購入方法について説明していきます。

NFTを購入するためには次のものを準備する必要があります。

①:NFTを購入するための仮想通貨
②:MetaMask
③:NFTマーケットのアカウント

それぞれ説明していきます。



①:NFTを購入するための仮想通貨

NFTを購入するためには、仮想通貨が必要です。

NFTを購入するための仮想通貨は何でも良いというわけではなく、NFTマーケットまたは創作者が指定した仮想通貨で支払う必要があります。

一般的には「ETH(イーサ)」と呼ばれる仮想通貨が指定されていることが多いです。

そのため、まずは「ETH(イーサ)」を準備する必要があります。


ETH(イーサ)は、

1:国内取引所で口座を作る
2:日本円を入金する
3:日本円でETHを購入する

という手順で購入することが出来ます。


国内取引所は「コインチェック」や「ビットフライヤー」などが有名ですので、お好きな取引所でETHを購入してください。



②:MetaMask

ETHを購入することが出来たら、次に「MetaMak(メタマスク)」と呼ばれる、ウォレットが必要になります。

ウォレットとは「仮想通貨やNFTを入れておくための財布」のようなものとイメージしてください。


このMetaMaskを利用することで、

・NFTマーケットのアカウントの作成・管理ができる
・ETHなどの仮想通貨やNFTを管理ができる
・ETHなどの仮想通貨で支払いができる

などが可能となります。



もうお分かりの通り、NFTの売買を行うためには、MetaMaskが必須となりますので、

MetaMaskの公式サイトよりインストールをして、アカウントを作成してください。


MetaMaskをインストールできたら、国内取引所で購入したETHをMetaMaskのアドレスへ送金します。

これでMetaMaskにETHを入金することが出来ました。


このMetaMaskに入っているETHを使用して、NFTを購入することになります。



③:NFTマーケットのアカウント

最後にNFTマーケットのアカウントが必要になります。


NFTマーケットは国内外を合わせると数十以上ありますが、

世界で最もユーザー数が多いのは「OpenSea」と呼ばれるNFTマーケットです。


そのため、出来るだけ多くのNFT作品をみたい人は「OpenSea」を使うのが良いと思います。

OpenSeaの公式サイトにアクセスしたら、MetaMaskと連携させて、アカウントを作成します。

アカウントができたら、あとは自分が購入したいNFT作品を購入すれば良いだけです。


安いNFTなら数千円から購入することも可能なので、ぜひ自分の目で確認してみてください。



NFTの販売方法・必要なもの

NFTの販売に必要なものは、NFTを購入するときに必要だったものと殆ど同じです。


NFTを購入するときに準備した、

①:NFTを購入するための仮想通貨
②:MetaMask
③:NFTマーケットのアカウント

の3つに加えて、

④:NFTにしたいデジタルデータ

が必要になります。



どうして、販売する側にもETH(イーサ)が必要なの?と思われるかもしれませんが、

NFTを出品するためには、ガス代と呼ばれる手数料を支払う必要があります。

そのガス代を支払うのにETHを使用するために、販売者側であってもETHを用意する必要があるのです。



また、OpenSeaでは、「画像・動画・音楽」などをNFTにすることが可能なので、

NFTにしたいデジタルデータを用意しておいてください。


ここまでの準備ができたら、OpenSeaで出品・販売をすることが出来ます。




NFTの作り方

ここまで読んで「NFTって結局どうやって作るの?」と思われた方もいるかもしれません。

実はNFTを作るために、僕たちが何か特別な作業をする必要はありません。



僕たちの代わりにOpenSeaなどのNFTマーケットなどのサービスが、デジタルデータをNFTにする作業は代わりにやってくれます。

そのため「NFTを作りたい」という場合は、あまり深いことは考えずに、デジタルデータをNFTマーケットで販売すれば良いだけです。


最近のサービスは優秀すぎて、驚かせれてばかりですね。笑



NFTのリスク・注意点

一見、メリットしかないように見えるNFTですが、当然、関わる上ではリスクや注意すべき点があります。


そこで、ここからはNFTのリスク・注意点について説明していきます。


①:偽サイトを利用してしまう

1つ目に注意すべき点は「偽サイトを利用してしまう」ということです。


これはNFTのみならず、仮想通貨業界においては、本当に偽サイトが多いです。


しかもタチが悪いことに、本物のサイトと瓜二つの偽サイトばかりで、素人目で判断するのは大変難しいです。


もしも、偽サイトにアクセスした場合は、それだけでパソコンがウイルスに感染してしまう可能性もあります。


その他にも、偽サイトのボタンをクリックしたら、MetaMaskから勝手に資金が送金されるなどの危険もあります。


そのため、偽サイトにはアクセスしないのが一番です。


対策としては、

・URLを必ず確認する
・信頼できる記事から公式サイトへアクセスする
・本物のサイトにアクセスしたら「ブックマーク」などを利用して、次回から、検索せずともアクセスできるようにする

などが有効です。


特にURLの確認は徹底するようにしてください。




②:NFTに投資して損するリスク

NFTに投資して、逆に損をしてしまうというリスクもあります。


例えば、これから価値(相場)が高くなりそうなNFTアートを10万円で購入したとします。


しかし、上がるどころか逆に購入したNFTアートの価値、つまり相場が下がってしまうこともあります。


NFTアートの価値・相場が上下する要因は様々あるので一概には言えませんが、基本的には需要と供給が強く影響します。


そのNFTアートを購入したいという人が多ければ価格が上がりますし、

逆に購入したい人が少ないと価格は下がっていくわけです。


このようにNFTへの投資は、価格・相場の上下によって損をしてしまうリスクも当然あることを理解しておきましょう。



③:うっかりミスで仮想通貨を失ってしまう

NFTを利用するということは、仮想通貨も扱うということです。


そして、仮想通貨は、些細なミスで簡単に失ってしまうことがあります。



例えば、

・違うアドレスへ送金してしまう
・MetaMaskのリカバリーコードを忘れてしまう
・送金した仮想通貨が対応していないネットワークへ送金してしまう

などが、仮想通貨を失う可能性があるミスです。



例えば、国内取引所からMetaMaskへ資金を送金するときに、アドレスを一文字間違えて送金してしまうと、資金は全く違うところへ送られてしまいます。



また、MetaMaskをアンインストールした後に、リカバリーコードを忘れたために復元できない、ということになれば、MetaMask内の資金を全て失うことになります。


さらに、詳しく説明すると長くなるので、紹介するだけになりますが、仮想通貨には、

「送金したい仮想通貨が対応していない、ブロックチェーン・ネットワークに送金すると、最悪の場合、送金した仮想通貨を失う」

という、初心者殺しの仕様もあります。



そのため、

・入金 / 送金などをするときは、きちんと調べてから行う
・リカバリーコード・パスワードなどは大切に保管する

などを徹底することが大切です。





④:法的な整備がまだ整っていない

そして、最後の注意点はNFTについての法的な整備がまだ完璧ではないということです。

完璧ではないというよりも、まだまだ未整備という状態に近いかもしれません。


そのため、トラブルになっても法が守ってくれる可能性も低く、

逆にNFTの所有権をめぐって法的なトラブルに巻き込まれるという可能性もあるかもしれません。


一般的な方法でNFTを利用する分には、法的なトラブルに巻き込まれるという可能性は低いと思いますが、

まだまだ法律が追いついていない分野であるということは認識しておくべきでしょう。




最後に

いかがだったでしょうか。


今回は、最近急激に注目を集めているNFTについてまとめました。


NFTのおかげで、デジタル上のデータにも資産的な価値をつけることが可能となってきました。


そのため、NFTアートなどに数億円の値がつくこともあり、企業もどんどんNFT業界に進出。


結果として、NFT業界は急激な盛り上がりを見せ、今もなおその規模は拡大し続けています。


これからさらに普及してくることは、まず間違いないと思われるNFT。


今から深く知っておいて、損することはないはずです。


ここまで読んでいただきありがとうございました。


皆さんの投資人生が成功して、少しでも幸福度が上がることを願っております


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