仕事を3倍早くするタイムアタック

仕事が早くできると,時間に余裕ができて頭はスッキリします.仕事が早く出来るようになると,他の仕事もこなせて業績が増えます.仕事が早く出来るようになると,趣味の時間ができます.仕事が早く出来るようになると,体を動かす時間ができます.

そう,仕事が早く出来るようになると,時間に対する自分の裁量権が大きくなるんです.

今回は誰でも出来るタイムアタックについて紹介したいと思います.

なんでタイムアタックするの?

私は仕事においては「拙速を良とする」としています。理由は、今の自分がどれだけハイクオリティと思っても,未来の自分と比較して,クオリティは低いと思っているからです.未来の自分が成長しているためにも,仕事を適宜片付け,前にすすんでいくことが大事だと考えています.

「拙速を良とする」とは言え、余りにもクオリティが低いと,周りが評価できるような,結果は出てこないかもしれません.ですので,大事なのは,未来の自分に相当する他者からフィードバックを貰える時間を設けることです.境界条件である締切は変更しないとすれば,経験的に拙速→フィードバック→修正が1番時間当たりのクオリティは高いと思います.

タイムアタック拙速と非常に親和性が高いです.後ほど記述しますが,ゴールを分かりやすく数値を含んで設定するため,色んな仕事が作業になります.感覚的にはタイピングが速くなってタイピングソフトの点数が上がるのに近いと思います.

生産的な仕事にも部分的には作業として落とし込めるところはありますし,その部分を拙速に仕上げることで,人の思考を使うための時間を十分に確保することができます.

タイムアタックって何?

タイムアタックは端的に言うと,「タイマーをセットして作業する」だけです.設定する時は,早くするんだ!ではなく,分単位で時間を決めて,数値目標を立てて,遊び感覚でアタックします.

どうやってタイムアタックするの?

コツは,時間だけでなくゴールにも数字をつけて置くと良いと思います.例えば,学会のアブストラクト作成であれば,以下のようです.

×学会アブストラクトを作成する
1時間で学会アブストラクトに使用する図を作成する.
◯1時間で学会アブストラクトに使用する図を5つ作成する.

×学会アブストラクトを作成する
1時間で学会のアブストラクト作成を行う
◯1時間で学会のアブストラクトに1500字書き込む
です.

そうすると図を5つ作成するや、1500字書くって数字だけに集中できます。学生時代とりあえずレポートを5枚は書くんだって決めて,うめていく当にあの感覚を使う訳です.あああああって書くだけだと,拙速って言うよりバグですが,実は1500字を時間内に書くって言うところに意識を置くと,新しい気づきがあります.ここでは埋めるが最低ラインで,タイムアタックではこの最低ラインを以下に速くこなすか,量をこなすか,って言うことに注力します.ですが,この後紹介する方法を使うとその質を高めることができます.

ツールとしては,MacのFocusというアプリを使っていますが,キッチンタイマーで充分だと思います.スマホのタイマーアプリだとついつい手が伸びちゃうかも知れないので,スマホは使わない方が良いと思います.←ちゃんと大学で研究されて,スマホが見えると作業効率がおちるという結果もあるみたいです.面白いですね.

タイムアタックによって得られた気づき

タイムアタックを始めると,作業を効率化するために,色んなシステムを作ることで時間が圧倒的に短くできることに気づきます.

例えば,さっきの例で文字数を増やすと言うのを達成しようとすると,実験方法や結果に関しては,テンプレで対応できることがその構造内容にいっぱいあります.

研究は,これまで先人達が築いて来た分析手法や結果が背景として存在しています.ですので,実験方法や実験結果には,議論の前提として記述しておかないと行けない項目(内容)があります.誰もが高校の化学実験で記録をつけた温度もその一つですよね.ですので,こう言った抑えておかないと行けない項目は,実は事前にリストアップすることが可能です.

そこでまずはそう言った項目を,機械的に書いて文字数を埋めていきます.その結果,文字数は埋まるし,抜けは無くなります.もし途中で詰まっても相談相手に話す際に,オーソドックスな点は抑えてあるので,有意義な議論につながります.輪郭がはっきりしてくると,筆も進みます.

こう言ったリストアップ項目は,色んな管理方法があると思います.今は学生用にGoogle formsを使って穴埋め式にして,どこかにリンクだけ貼っておけば,作業が爆発的に速くなることを企んでいます.口頭だとお互い忘れてしまうので.

また論文の段落内の構造にはある程度パターンがあります.結果→参考文献を用いた分析→考察と言うパターンは,実験対象が変わっても,変化することはありません.このパターンをおさえておけば,筆が止まることなく,書き進めることができます.達者な文章であるかどうかではなく,内容に新規性と有効性があれば,論文にはなります.

参考になれば幸いです.





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