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LUNASEA DUAL ARENA TOUR 2023 10/7,8 Kアリーナ横浜公演が最高だったって話 #LUNAPIC #MOTHERvsSTYLE


壊れそうなほど狂いそうなほど行きたいライブが告知された

MOTHER。STYLE。数あるLUNA SEAの作品の中でも一際輝く、LUNA SEAというバンドだけでなく、シーン自体を切り開いていった名盤中の名盤。なんと、その二枚のツアーを再現するツアーをやる、というとんでもないニュースが飛び込んできました。

行きたい。すごく行きたい。LUNA SEAの中で一番の名盤だと思っているMOTHERと、そのMOTHER以上に個人的には大好きなSTYLE。めちゃくちゃ行きたい。
しかし、開催は10/7,8。ちょうど10月頭に転職する予定で、転職直後にライブに参加する余裕や元気があるのか?ここはすごく悩みました。悩みに悩みました。実に30秒ほど悩んだところでチケット購入を決意。

いよいよその日を迎え行ってきたわけですが、感想を一言でいうと最高です。もし、「興味はあるけど、今のLUNA SEAが昔の曲やるのってどうなんだろう…」などと躊躇っているSLAVE(※LUNA SEAファンの総称)がいたら、迷わずチケットを購入することをオススメします。

Kアリーナ横浜という会場

今回私が参加した横浜公演は、Kアリーナ横浜という新しくできた会場での開催でした。

横浜駅から向かう途中の橋の上から

おそらく日本武道館とかと同じくらいのキャパかとおもいます。この会場、音楽イベント専用に設計されているとのことで、万単位の人数を収容できる会場とは思えないくらい音がよかったです。ドラムもベースもギターも、もちろんボーカルも埋もれない。広い空間ならではの広がりを感じさせながら個々の音がしっかり立ち上がるという素晴らしい音響でした。

  • 良かった点

    • 音響

    • 飲食のしやすさ

      • 会場外にも会場内にも販売ブースあり

      • 最上階にはバーまである

      • 席にはドリンクホルダーが2つある

  • 微妙だった点

    • トイレが少ない

    • 座席の前後の狭さ

      • 人が通ろうとするとその列の人は全員立ち上がらなければならないくらいの狭さ

        • ウェーブが起こる感じになるので見てる分には楽しい

物販革命

万単位の人数が参加するライブでの物販というと、数時間並ばされたあげく売り切れ続出という地獄のディズ◯ーランド状態になるのが常です。
ところがLUNA SEAの物販は違った。全然並んでない。

もちろん、物販が全然売れていないわけではない。会場にいる人はだいたいグッズを身にまとっている。じゃあ、なぜ行列がないかというと、事前にwebで販売していたんです。ほとんどのSLAVEが事前購入していたのか、会場の物販はほぼ並ばずに購入することができました。

売り切れがなかった結果がこれである

ここからセトリのネタバレを含みます

ここからは当日のセトリと、私の感想です。セトリにも触れているので、今後ツアーに参加する予定でネタバレを踏みたくないという方はここで退却することを推奨します。

10/07 MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE

開演予定時刻を15分ほど過ぎたところで客電が落ち、RYUICHIの「LOVE…LOVE…LOVE…LOVE…」が会場に響き渡ります。おそらくこの日ライブに来る人の9割9分が「今日はLOVELESSで始まるだろう」と予想し、その予想通りの展開がきたわけですが、いざ始まると会場には「ワァ…!!」という感嘆の吐息が充満していました。みんなちいかわになってた。

以下、この日のセトリです。

第一部

  • LOVELESS

  • TIME IS DEAD

  • JESUS

  • Imitation

  • FACE TO FACE

  • Civilize

  • Rain

  • Genesis of Mind〜夢の彼方へ〜

第二部

  • FATE

  • AURORA

  • IN FUTURE

  • BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー

  • Rosier

アンコール1

  • TRUE BLUE

  • Believe

  • Wish

アンコール2

  • MOTHER

LOVELESSに続いてTIME IS DEADのイントロが鳴り響くと、会場のSLAVEたちは一気にヒートアップ。そんな中、私の一列前にいた若いお客さんたちが「やばい、いきなり知らない曲がきた」と戸惑っていたのが印象的でした。そんなにLUNA SEAの曲を知らない若い人が来てるってのはすごくいいことだなーと思いながらTIME IS DEAD, WORD IS DEADと叫び続けました。

JESUSで「あーなーたーにー」したのは楽しかったし、Genesis of Mindでは涙が溢れました。ずっと聴きたいとおもってたAURORAが聴けたのもよかったです。

とにかく演奏がよい。そして、大病を患ったRYUICHIが、実に素晴らしいボーカリゼーション。さすがにキツそうな瞬間もあったけど、そこはSLAVEたちがカバー。

MOTHER収録曲の中で唯一ライブでの演奏実績がないFAKEはこの日も無し。ツアーのどこかで披露されたりするのかな? 
それ以外の曲はばっちりやってくれました。Rosierのカップリング(だったかな?)のRainが聴けるとは…。

そういえば、今回のツアーはアンコールのみ写真撮影OK、拡散推奨でした。本編は世界観に没入したいので、いい塩梅のルールだなーと思いました。

スタンド席からの風景

ダブルアンコールは全員が白服を着て登場し、MOTHERの表題曲でありラストのMOTHERを披露。こういう曲が様になるのがLUNA SEAのLUNA SEAたる所以ですね。

10/08 UN ENDING STYLE

2日目はSTYLEが軸となるライブ。なので一曲目はもちろんWith Love。

第一部

  • With Love

  • G.

  • End of Sorrow

  • Luv U

  • SLAVE

  • 1999

  • Ra-Se-N

  • Selves

第二部

  • Dejavu

  • Desire

  • TIME IS DEAD

  • Rosier

  • Hurt

アンコール1

  • In Silence

  • PRECIOUS…

  • Wish

アンコール2

  • Forever & Ever

With Loveはしっとりとした曲なので初日のLOVELESSほどの盛り上がりはありませんが、再録版が配信されたばかりのG.のハードなリフが刻まれると会場は一瞬で爆発。その勢いのまま、超名曲END OF SORROWへ。
SLAVE以外の曲はSTYLE曲でまとめた第一部は、Selvesで激重な締め。

コロナ対策なのか、はたまたRYUICHIの喉を気遣ったものなのかはわかりませんが、途中に休憩を挟むスタイルはライブのピークを前半後半それぞれに作り出すことができるため、けっこういい選択だなーと思いました。

この日の第二のピークは、後半戦が始まってすぐに訪れました。正確にいうと、第二部パートはずっとピークでした。Dejavuに始まり、Desireで盛り上がり、TIME IS DEADでTIME IS DEAD, WORD IS DEADし、ダメ押しのRosier。からのHurt。Hurtが荒々しい感じになっていて最高でした。

そしてアンコール。In SilenceはSTYLEの曲だからやるだろうと思ってましたが、PRECIOUS…はタイトルがコールされた瞬間に大声で叫びました。好きなんですよPRECIOUS…。
LUNA SEAのライブエンディングの定番Wishで銀テープが乱れ飛んだあと、この日の最後を締めくくったのはForever & Everでした。

アンコールでの一幕

ガガッデゴーイ!!

真矢のドラムが会場を貫き、Jのベースが地を這い、INORANが実にINORANなクリーントーンを披露し、SUGIZOがギュインギュインギュギューンし、RYUICHIがガガッデゴーイ!!する。求めていたLUNA SEAが、求めていた以上の凄まじいクオリティでそこにました。

昔の作品を再現するツアーというのは最近では洋邦問わず見かけるようになりました。けれども、昔の自分たちと同等のパフォーマンスを出すどころか昔よりずっといいパフォーマンスを発揮できるバンドとなると、なかなかそんなバンドはいません。
LUNA SEAは、そんな得難いバンドのうちの一つであることを改めて実感しました。

あらためて、まだツアーに参加するか迷っているSLAVE諸氏におかれましては、迷わずチケット購入されることをおすすめいたします。

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