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devopsdays 15 year anniversary celebration: Antwerpで登壇してAARRR!って叫んできました

海外カンファレンス初参加&初登壇

以下のnoteでも言及したとおり、ベルギーはアントワープで開催されたDevOpsDays 15 years anniversary celebrationに参加&登壇してきました。

このnoteではイベント自体、そして自分の登壇について紹介します。

Day0

DevOpsDaysが開催される前日には、グローバルのDevOpsDaysオーガナイザーが一同に会するカンファレンスが開催されていました。その参加者と本編のスピーカーで交流するディナーでは、ベルギーの美味しい食べ物、そしてビールに舌鼓を打ちました。ここで同席したマテオが、会期中ずっと優しく話しかけてくれて、コミュニティの輪の中に入っていけたという感覚がありました。ありがとうマテオ!

チアーズ!

当たり前のことだけれども、みんな英語で話してる!脳の普段使っていない部分が活性化する感覚がありました。
個人的には、海外の医療業界でのITは相当進んでるという話を聞けたのがとても印象的でした。こういうのは雑談だからこそ出てくる話で、Day0にして海外カンファレンスに参加する意義はこれなのかもなー、なんて考えてました。 

Day1

朝、9時少し前に会場に行き、朝食会場へと向かいました。そう!なんとこのカンファレンス、朝食が提供されるのです。
ドーナツをかじりながら、コーヒーをすすりながら、参加者同士で交流する。これはよくできた設計だなーと思いました。
僕はというと、同席した方と「DevOpsを組織に浸透させるためには何が必要か?」「カルチャーは大切だがカルチャーを変えていくのはとても難しい。お前はどうしてる?」みたいな話で盛り上がっていました。

みんなDevOps!

本編が始まると、ところ変わればキーノートスピーカーを任されるような方が代わる代わる登壇し、そのナレッジをおしげもなく披露していました。ちいとぽの著者が話したかと思えば、DORAの変化を紹介する歴史的なセッションがあったりと、とにかく刺激的でした。

個人的なイチオシセッションはSashaの「Failng to Learn ts Learning to Fail」でした。デュエックの「マインドセット」をベースにGrowth mindsetの重要性について語られており、アジャイル・DevOpsがワークするためにはGrowth mindsetが重要だと常々考えている自分にとって、共感しかない内容でした。

Sasha

とにもかくにも学びがあるセッションが多すぎて、「ほんとに明日、ここで話すの…?」と、どんどんナーバスになっていきました…。


ナーバスになったとき、人はどうするのか。


I've become so numb.

懇親会でお酒を飲みながら談笑し、場に慣れていく。そう、緊張をほぐすため、あくまで明日に控えた登壇をつつがなく行うための橋頭堡として、いたしかたなく、飲酒に至りました。

とんでもないことだ
アントワープの地ビール。これがまたうまいんだわ

私と同じく2日目に登壇するDirkさんに「初めての日本国外での登壇で、ひどく緊張している」と話したところ、「僕も緊張してるよ。でも、緊張してるのはいいことなんだ。適度に緊張することで体がいい状態になる。だから君が緊張してるのはいいことだよ。頑張ろう!」と励ましてくれました。なんていい人なんだ!

Yes No ButさんといくおとDirkさん

Day2

朝食会場でクロワッサンをつまみ、コーヒーで流し込み、早めにセッション会場へ行くと…謎の動画が流れていました。

DEVOPS!

QUEENのWe will rock youを演奏するセサミストリートのキャラクターたち、そこに強引に被せる「DevOps!」の文字。カオスなことになってる。

この日のセッションは、DevOpsDays Tokyo 2024でも話してくれた、DevOpsDays発起人のパトリックから始まりました。
サステナビリティについての印象的なセッション、Dirkのプラットフォームエンジニアリングのセッションがあり、ついに…

私の登壇時間がやってきました。

とにかく運営の皆さんが優しくて、「誰だって初めてグローバルなカンファレンスで登壇するときは緊張するよ!でも大丈夫、君はベストを尽くせるよ!」「ここに水があるから飲みなよ、話してる途中で緊張してきたら、水を飲んで落ち着くといいよ」とか、たくさんフォローしてくれました。
会場に目をやると、今回Antwerp行きを誘ってくれた岡本さん、いつもお世話になってる川口さんがいます。(川口さん、用事があったようなんですが、急いで駆けつけてくれました。感謝!!)昨日知り合ったばかりのDirkが、最前列で見守ってくれています。

Day1からの会場の様子を思い起こすと、登壇者のアクションに対してしっかりリアクションしてくれる場になっていました。ともなれば、いつものスタイルで登壇しても、きっと受け入れてくれるはず。

やるぞ。

「Don't forget, It's time to rock!! AARRR!!」

AARRR!

はい、というわけで、アントワープでも叫んできました。
会場がめちゃくちゃ盛り上がってくれて、ここで一気に緊張がほぐれ、その後はつつがなくプレゼンテーションすることができました。また、叫んだ以降はこころなしか会場のリアクションも一段大きなものになっていました。やったね!

そんなこんなで、初の海外カンファレンス登壇は無事に終えることができました。

壇上からの景色

資料はこちら!


セッションへの反響

終わったあと、何人かから「いいセッションだったよ!」「いいDevOpsチームだね!」「AARRR!」と声をかけられました。ただの叫び芸人としての扱いではなく、内容についてフィードバックしてもらえたのが本当に嬉しかったです。

SNS上でも、いくつか言及されてました。ありがたい!!


余談ですが、イベント終了後に街を歩いていたら突然「AARRR!!」って叫んでくる人がいて、とても怖かったのでスルーしてしまったのですが、今思うと私のセッションに参加してくれた人だったと思われます。スルーしてごめんなさい。

この熱狂を持ち帰りたい

初めての海外カンファレンスは、刺激に満ち満ちていました。
日本のカンファレンスでキーノートスピーカーとして招聘されるような方々がゴロゴロいる。
熱気溢れるセッション。
そして、雑談の中で垣間見える海外のIT事情。日本と同じところ、違うところ。ニュースやブログで情報として得るのとは異なる、手触りを伴った実感。

どこかのタイミングで、海外カンファレンスに参加してどうだったか話す機会を作りたいなーと思ってます。この熱狂を持ち帰りたい。

川口さんやmiholoveさんがよく「みんなもっと海外カンファレンスに行ってほしい」とおっしゃってますが、その意味がわかった気がします。完全にコンフォートゾーンからはみ出した、学びしかない場。また、こういう場に身を投じていきたいですね。


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