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CTO Night & Day 2024 Kanazawaに参加して1000本ノックしてきました

CTO Night and Day

スタートアップやテック企業のCTO、VPoEなど技術経営者のための招待制カンファレンスであるCTO Night and Day、今年は金沢で開催されました。
カケハシに転職してからはVPoEではなくエンジニアリングマネージャーになったのですが、ありがたいことに今年もご招待いただきました。感謝!!

Day 0

今年はデブサミの開催日程と被る&デブサミ2日目の午前中に登壇していた関係で、登壇〜サイン会から北陸新幹線に乗り込み金沢へ向かうという強行軍でした。しかもゲリラ豪雨の影響で新幹線が遅れるという、ハードモードからのスタート。

それでも、やっていくしかない。というわけで何人かと連れ立ってビアスタンドへ。

CTO Night and Day参加者がビアスタンドに集っている図
お久しぶりです

そのあとは公式のWelcome Partyへ。久しぶりの人、はじめましての人が辻家庭園に集い、テックやビジネス、そして組織の話をしながら喉を湿らせました。

集う

Welcome Partyのあとは片町で延長線。
ソラコムの安川さんによるプロダクトだったりSwing by IPOだったりの話がめちゃくちゃおもしろいし、PIVOTのはちさんが話を引き出すのがめちゃくちゃうまいしで、まだ本編が始まってないのに激烈に濃ゆい学びの場となっていました。

延長線参加者
みんな元気

早く寝なきゃ、と思っていたのに就寝したのは結局2時過ぎでした。

Day 1

Day1午前中はモーニングセッションに参加。Supabaseの方の話、アジリティを保ちながらガバナンスを効かせていくためのノウハウのセッションを選択しました。

Supabaseはタイムゾーンさえ異なるグローバルの環境でフルリモート。それでもWORKしてるのは、OSS Contributorからジョインした人が多い、というところが大きいのかもなーと思いました。そして、熱量持って貢献してくれるContributorがそのまま社員になっていくのって、お互いにハッピーでいいですね。

ガバナンスについては、そもそも聞きたいテーマだから参加したのですが、元同僚の大南さんがセッションオーナーでびっくり!
自分は前前職が大企業だった影響か、がっちりガバナンスしたくなる人間なんですが、求められるスピードによって必要なガバナンスは変わるよなーとあらためて認識するきっかけになるいいセッションでした。
どちらも刺激的だったし、ガバナンスについてはいろいろ考えたいなー、って思うきっかけになりました!

午後はNotion CTOのFuzzyさんのセッションにアンカンファレンス。 

StartupといえばNotion、というくらいに浸透しているNotionのCTOによる話ということで、みなさんの食いつきがすごかったです。
家族を大事にしていること、家族にも使ってもらってること(ドッグフーディング!)など、人柄を感じさせるエピソードが素敵でした。
なにより「Codeを触り続けよう」というキーワードは多くのCTOにブッ刺さっていました。自分はもう全然書いてないけど書いてたほうがいいのはそうだと思うし、CTOがコードを書き続けられるよう組織設計していくのが大事なのかなぁって思いました。(そして自分自身の興味は、そういう組織づくりのほうにある)

アジャイル系カンファレンスでのアンカンファレンスとはまた違った切り口のテーマが用意されていて、こちらも非常に盛り上がりました。
エンジニアリングマネージャー、テックリードをテーマとしたテーブルでは、「そもそも必要なのか?」「いつ必要になるのか?」「必要になったとき欠落しやすい要素は何か?」などディープに話すことができました。
その中で「数社で集まって勉強会したい」というのが盛り上がったので、そのうち何かやるかも?

そのあとは懇親会…だったのですが、睡眠をとらないと体調を崩しそうな兆候があったので、おとなしく宿に戻りました。大人になったな…

Day 2

Day2の午前中は、建築家の方にガイドいただき金沢の名建築を巡ってきました!

どの建築も素晴らし買ったのですが、鈴木大拙館の、東洋思想を建築として具現化したような佇まいがとても印象的でした。あと、ガイドのおかげで、一人でまわるよりずっと深く楽しむことができました。

雨樋
雨樋

会場に戻り、ランチを取りながらProduct Feedback Lunch。だむはさんのWAKE Careerが気になってたのでそこに参加しました。

WAKE Careerの説明スライドのまえでほほえむだむはさん
プレゼン開始直前のだむはさん

ジェンダーギャップを埋めていくためのアプローチについて、プロダクトを超えて社会のあり方にまで議論が及んでいったのが印象的でした。真剣に考える人が増えてきてる。いい流れ。その流れをつくってるだむはさん、応援したいですね。

そのあとはオフレコのセッション、公開メンタリングがありました。Vertical SaaSにまつわるあれやこれやの話は自分も当事者なので、めちゃめちゃ興味深く参加させていただきました。藤本さんの、力が抜けながらも正鵠を射るメンタリングはいつみてもすごいなー。

メンタリング開始前にすでにメンタリング感がでている藤倉さん、馬場さん、丹羽さん
メンタリング直前

最終セッションはCTO1000本ノック。今回はCTOのキャリアチェンジをテーマに据えており、ありがたいことに登壇させていただくことになりました。

錚々たるメンバー
1000本ノック!

自分の場合、前職ではCTOじゃなくてVPoEだったのでみなさんの身になる話ができるか不安でしたが、終わったあとに何人かから「登壇よかったです!」と声をかけていただき、ああ何かしらお役に立てたかなあと胸をなでおろしました。
現職CTOであり長年の友である湯前さんに見守れながらの登壇は、なんだかこそばゆく、それはそれで楽しかったです。なにより、あらためて自分自身が新しいステップを踏み出すに至った思考を再確認するきっかけになったりして、自分の再学習の機会にもなりました。

After Party、この日は元気に参加できました。

メタルは裏切らない

始めましての方が誰に話しかけていいか悩んでそうだったので、「誰か話してみたい人はいますか?」など声をかけてみたりしました。7年前は自分もそうやって助けてもらったので、恩送りです。

そして、この日の夜はとても長かった。長かったよ。

一曲目から紅

よく遊び、よく学ぶ

1年ぶりのCTO Night and Dayは相変わらず最高でした。楽しいし、楽しさの中に学びがある。「仕事」という張り詰めた文脈から外れたところで絆が生まれ、それが日中の深い対話に繋がってゆく。まさにNight and Day、両面あるからこそのイベントだとあらためて感じました。

「いくおさんは毎回、強い人間関係を作っていきますよね」とあらたまさんにコメントいただきましたが、それは本当にそうだなぁ、と思います。みなさん仲良くしてくれてありがとう。

またこういった機会があったらぜひ参加したいものです。参加者の皆様、AWSはじめ運営してくださった皆様、ありがとうございました!

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