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🟦世界のファブレス半導体ランキング@2023年3Q

2023年第3四半期のファブレス半導体トップ10社は前四半期比で売上高を17.8%増加

https://www.trendforce.com/presscenter/news/20231220-11965.html

🟦2023年第3四半期の世界のファブレス半導体ランキング:トップ企業の売上高が急増

 トレンドフォースによると、2023年第3四半期におけるファブレス半導体企業のトップ10社の売上高は、前四半期比で17.8%増の447億ドルに達しました。特に、エヌビディア(NVIDIA)は45.7%増の165億1200万ドルを記録し、業界全体の成長を牽引しています。

 これらのデータは、半導体業界の最新の動向と市場成長傾向を示しています。特にエヌビディアが業界全体の成長を加速させていることが注目されます。

🟦ファブレス半導体市需要成長の理由

 この成長は、スマートフォンやノートPCの在庫が堅調に推移していること、ならびに生成AIやLLM増していることに起因しています。また、AIブームの影響で、エヌビディアをはじめとする一部企業が特に顕著な成長を遂げています。

個別企業の動向

  • 1位:エヌビディア(NVIDIA)

    • 生成AIとLLMに対する高い需要が主な成長要因

    • 業界全体の伸びを牽引している

  • 2位:クアルコム(Qualcomm)

    • 新発売のフラッグシップアプリケーションプロセッサ「Snapdragon 8 Gen3」が好調

    • スマートフォン市場での地位を維持

  • 3位:ブロードコム(Broadcom)

    • AI半導体、ハイエンドスイッチ、ネットワークインタフェースカードなどのAIサーバ関連製品が伸びる

  • 4位:AMD

    • 第4世代EPYCサーバCPUとノートPC向け製品が好調

  • 5位:メディアテック(MediaTek)

    • スマートフォン向けAP、Wi-Fi 6、モバイル/ノート向けPMICが成長要因

  • 5位:マーベル(Marvell)

    • 生成AI関連製品とデータセンタービジネスが伸びている

  • 9位:ウィルセミコンダクター(Will Semiconductor)

    • Androidスマートフォンの需要増加が主な成長要因

  • 10位:シーラスロジック(Cirrus Logic)

    • スマートフォン市場の需要増加によりMPSを抜いてトップ10にランクイン

🟦まとめ

2023年第3四半期のファブレス半導体トップ10社は前四半期比で売上高を17.8%増加させ、市場に新たな活力をもたらしました。この成長の中心には、NVIDIAの45.7%増の売上高と、Qualcommの新製品「Snapdragon 8 Gen3」の成功があります。

 長年、ファブレス半導体企業の代名詞とされてきたのはクアルコムでしたが、ついにNVIDIAがその地位を奪取しました。

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