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🟦ファブレス半導体ランキング @2021

2021年ファブレスTop10は、10億ドル超の収益を上げています

https://www.trendforce.com/presscenter/news/20220324-11169.html

🟦ファブレス半導体市場は前年比+48%

  TrendForceによると、世界の上位10社のファブレス半導体企業の2021年の収益は前年比48%増加し1274億ドル(15兆円)となりました。2021年は半導体不足のために、チップ価格の高騰したことによります。ランキングでは、クアルコムが引き続きファブレス企業の世界1となっています。RFおよび自動車用チップが、けん引し51%と高い成長となりました。

🟦2020年から2021年の順位変動

 2021年のファブレス企業ランキングでは、前年2020年から3つの順位変動がありました。

2位 エヌビディア ⇔ 3位 ブロードコム
 
エヌビディアはゲーム用グラフィックカードとデータセンターの収益が急増しました。一方でブロードコムは、ネットワークチップ、ブロードバンド通信チップ、ストレージおよびブリッジングチップの安定した収益に留まりました。

6位 8位 Novatek Realtek ⇔ 9位 Xilinx
 
台湾企業のNovatekとRealtekは、それぞれ6位と8位に上昇しました。リアルテック(Realtek)はネットワーク関連チップとノートブック製品が伸びました。ノバテック(Novatek)のSoCとディスプレイドライバが大幅に成長しています。Xilinxは買収により、RyzenCPUとRadeonGPUの好調なAMDに加わります。

10位 Himax ⇔ Dialog
 ハイマックス(Himax)はTV、モニター、ノートPCのディスプレイドライバの製品で大幅な成長を遂げました。またダイアログ(Dialog)はルネサスエレクトロニクスの買収が完了しファブレス企業ではなくなりました。

🟦まとめ

半導体不足により、2021年のファブレス半導体企業は大きく成長

 半導体市場全体は2021に約25%成長しました。ファブレスTop10企業は48%成長ということで、業界平均2倍上回りました。

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