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🟦世界のパワー半導体シェア@2021
パワー半導体トップ10に日本企業は5社
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🟦世界のパワー半導体シェア
パワー半導体は、電気の流れを調整するために使用される半導体の一種です。電気自動車やエアコンから、データセンターや工場の生産設備などあらゆるもの に不可欠なインフラです。そんな世界のパワー半導体シェアのトップ10に日本企業は5社ランクインしています。しかし独インフィニオン・テクノロジーズとが20%を超え圧倒的で、日本の5社は各社3~6%程度に過ぎません。
パワー半導体ウェハー大口径化
パワー半導体は、少量生産に適した直径200mmウェハーで生産されていました。パワー半導体各社は需要の急速な立ち上がりを受け、ウエハー1枚当たりで同種の製品を多く製造できる300mmウェハー大口径化を進めています。トップシェアのインフィニオンを中心とする欧州勢はいち早く300mmウェハーに対応しシェアを伸ばしつつあります。
🟦パワー半導体のファウンドリー化
パワー半導体はロジック半導体のように、設計と製造を分業する水平分業が進んでいない分野でした。デンソーの設計したパワー半導体を台湾のファウンドリーUMCが製造する提携を発表しました。またシェア3位のSTマイクロは、イスラエルのタワーセミコンダクタとクリーンルームを共用しファウンドリー事業を開始します。パワー半導体も水平分業の流れが始まっています。
日本企業は垂直統合
トップ10に占める日本企業上位5社の売上高合計額は、この3年間は32~33%ほどに留まっています。日本の5社は各社は3~6%程度のシェアに留まっているのは、IDMとして自社製品の製造に注力しているためです。このままではロジック同様に水平分業化へ乗り遅れることになるかもしれません。
🟦まとめ
パワー半導体トップ10に日本企業は5社ランクインしていますが、水平分業化は進んでいない。
パワー半導体はあらゆるものに必要なインフラです。インフラとして、じっくり着実に投資していく日本企業のスタイルもありかと思いますね。多様性は消費者にとってメリットになるので、標準化や水平分業化は進めてほしいです。
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