🟦ルネサスがスタートアップ買収
🟦ルネサスがスタートアップを買収
ルネサスエレクトロニクスは、機械学習のモデル開発などを手掛けるスタートアップのリアリティAI(Reality AI)を買収すると発表しました。買収完了は2022年末を計画しています。メリーランド州コロンビアに本社を置くリアリティAIは2016年に設立しました。センサーなど情報の収集端末が解析や学習まで担う、組込みの型人工知能(AI)ソフトウエアで強みを持ちます。同社のソフトウエア技術はすでに車載半導体の独インフィニオンテクノロジーズや富士通の製品にも採用されています。
🟦半導体ハードだけでなく、ソフトによる差別化
ルネサスはIoT機器を制御するマイコンのハードに強みがあります。これまでソフトウエアは外部のパートナーから購入していました。リアリティーAIの買収で、開発環境や推論ソフトなどを合わせて提供可能になります。半導体はハードの性能だけでなく、ユーザーが使いやすい環境などのソフトを提供できるのかがポイントとなっています。
半導体メーカー最王手のインテルも社内に約17,000人のソフトウエア開発者がいてソフトの重要性が現れています。2002年に設立されたルネサスは約21,000人の従業員がいます、インテルにはかないませんがソフトウエア開発を強化するため積極的な企業買収を行っています。
ルネサスの企業買収
2016年 Intersil 3200億円
2018年 IDT 7300億円
2021年 Dialog Semiconductor 6200億円
2021年 Celeco Communications 359億円
2022年 RealityAI 金額非公表
🟦まとめ
最近ルネサスは車載事業ではなく、IoT事業に相当力を入れているようです。
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