🟦日米韓が組み、サプライチェーン安全保障と経済強化に向けた協力を強化

3カ国の関係省庁間の協議や情報共有をさらに推進

https://www.meti.go.jp/press/2024/06/20240627005/20240627005.html

🟦日米韓が組み、サプライチェーン安全保障と経済強化に向けた協力を強化

　日米韓は、重要新興技術（半導体、蓄電池等）のサプライチェーン強化のため、以下の3つの柱で協力することを合意しました。

1. 強靱で信頼性のあるサプライチェーンの構築

   • 透明性、多様性、安全性の高いサプライチェーンの構築を推進する。

2. 先端技術の輸出管理における協調強化

   • 先端技術の輸出管理における協調を深化し、民間セクター間の連携を強化する。

3. 重要鉱物の安定供給

   • 中国への過度な依存を避け、ガリウム、ゲルマニウム、黒鉛等の重要鉱物の安定供給を確保する。

🟦中国を念頭に

　この協定は、中国を念頭に特定国への過度な依存によるサプライチェーンの脆弱性を回避し、重要新興技術へのアクセス確保、インド太平洋経済枠組み（IPEF）での協力強化を柱としています。3カ国は今後、具体的な行動計画策定に向けて関係省庁間の協議や情報共有をさらに進めていきます。

🟦まとめ

米国、日本、韓国は、サプライチェーンの安全保障と経済強化に向けた協定に調印しました。この協定は、特定国への過度な依存によるサプライチェーンの脆弱性を回避し、重要新興技術へのアクセス確保、インド太平洋経済枠組み（IPEF）での協力強化を柱としています。

　日米韓の3カ国は、中国に対する警戒感を強め、安全保障や経済面での協力関係を強化しています。