🟦ブロードコムが巨額買収
ブロードコムがクラウド大手VMウェア7.8兆円で買収
🟦ブロードコムがソフトウエア企業買収
ブロードコムはクラウドコンピューティングを支えるソフトウエア企業VMウェアを610億ドル（約7.8兆円）で買収すると発表しました。2023年10月期の買収完了を目指します。VMウェアの負債（80億ドル）も含めると買収総額は690億ドル（約9兆円）となります。総買収額は、ハイテク業界でも指折りの規模で、半導体企業としては過去最大の規模になります。
VMウエア
VMウェアは1998年設立されました。クラウドに不可欠なサーバーなどのハードウエアをソフトで再現する「仮想化」に関わるソフトなどの開発を手掛けてきました。企業再編を経ていったんデルの傘下に入ったが、2921年に再び独立した企業になっています。
🟦M＆Aによりソフトウエア事業を強化
ブロードコムはM&A巧者として知られています。近年は半導体ではなくソフトウエア関連企業の買収に力を入れています。VMウェアの買収が成立すれば、売上高は約1.5倍の400億ドルに急拡大します。現在は26％にとどまるソフトの売上比率も5割近くに高まり、半導体事業とソフトウエア事業が同規模になります。
ブロードコムのSW関連企業の買収
2018年 CAテクノロジーズ 190億ドル
2019年 シマンテックの法人部門 107億ドル
2022年 VMウェア 690億ドル
🟦まとめ
ソフトウエア事業の強化のため、ブロードコムがVMウェアを買収
現在インテルのCEOパット・ゲルシンガーさんは、2021年まで8年間VMウエアのトップを務めていました。そんなインテルもウインドリバーやマカフィーなどソフトウエア企業を買収はしましたが事業が成功せず手放しています。「とても複雑な心境」でしょう。
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