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🟦半導体材料企業JSRを買収

産業革新投資機構(JIC)がJSRを約1兆円で買収する計画

🟦産業革新投資機構が半導体材料企業JSR買収

 産業革新投資機構(JIC)は半導体材料の大手ほJSRを約1兆円で買収します。JSRは半導体材料のフォトレジスト(感光材)の世界市場シェアの3割をを持っています。フォトレジストは半導体の回路形成に欠かせない材料です。

 JSRは国策会社として1957年に「日本合成ゴム」として設立れました。民間企業となった1970年代に半導体フォトレジストの事業化に成功しました。2021年にはEUVフォトレジストの開発・製造を手掛ける米インプリアを約450億円で買収しています。一方で合成ゴムの事業をENEOSに売却し、半導体と医療領域へと経営資源を振り向ける改革を進めています。

🟦日本にとって半導体は戦略物資

 半導体は現在の国民生活に不可欠なであり、国内での生産能力と競争力の向上が求められています。日本政府は半導体を戦略物資と位置づけ、JICを通して国内での先端製品量産に巨額の支援を行います。JSRは半導体の重要素材であるフォトレジストの事業に経営資源を集中させることで、競争力を高めます。

🟦まとめ

日本政府は半導体を戦略物資と位置づけたため、産業革新投資機構(JIC)がJSRを約1兆円で買収する計画

 JICによるJSRの買収は半導体産業の成長と国内の競争力強化を図るということです。本来は市場での適正な競争で成長を目指すべきかと思います。世界の競争環境がねじれているのでしょうがないですね。

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