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🟦NANDフラッシュ市場@2022Q4

2023年第4四半期のNANDフラッシュ市場は25%減

🟦NANDフラッシュ市場は供給過剰へ

 トレンドフォースによると、2022年第3四半期のNAND市場は103億ドル(約1.3兆円)となり前期比25%減となりました。家電やサーバなどの出荷が減り、各社は過剰在庫を抱えるようになっています。NANDメーカーは需要を喚起するため、販売価格を平均22.8%削減しました。第3四半期の24%減少に引き続き、高い減少率となました。
 NAND フラッシュ市場は、季節的要因により毎年第1四半期に市場が縮小します。そのため2023年第1四半期も引き続き市場は縮小すると予測しています。下げ幅は8.1%と予測していて、2四半期続いた25%程度の大きな減少からは回復する見込みです。

https://www.trendforce.com/presscenter/news/20230317-11618.html

🟦サムスンは市場シェアを拡大

 競合他社が売上を30%弱売り上げを減らす中、サムスン電子は19%の下げ幅に留まっています。市場シェアは33.4%とシェアを拡大して首位を維持しています。サムスンはコスト優位性のおかげで、NANDの生産を増やしているためです。サムスンはコスト優位性を保つために、設備投資を維持し、R&D に多額の投資を続けています。

🟦まとめ

2023年第4四半期のNANDフラッシュ市場は25%減、首位サムスンは科コスト優位性を活かしてシェアを拡大

 DRAMに続き、NANDもサムスンの一人勝ち体制に近づいて行ってます。NAND専業メーカーのキオクシアには、日本勢としてサムスンの独走を止めてほしい。

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