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🟦DRAMメモリー価格@2022Q3

需要は依然として弱いため、DRAMの価格予測は第3四半期に3〜8%低下する

https://www.trendforce.com/presscenter/news/20220620-11264.html

🟦DRAMメモリー価格は4%減少

 トレンドフォースによると、2022年第3四半期のDRAM価格は3〜8%低下となります。ロシアとウクライナの戦争と高インフレにより、PCやスマホ向けDRAMの価格が8%以上下落したことが原因です。

🟦DRAM業界全体の供給過剰

 DRAMは1α、1β nmプロセスに移行していき生産能力がたかまっています。そのためDRAM業界全体の供給過剰が続いています。PCやサーバーへDDR5規格のDRAMが新たに採用されていますが、DRAM全体の価格は3〜8%下落します。

  • PC DRAM 3〜8%下落

    • PCの需要が低下

  • サーバーDRAM 0〜5%下落

    • クライアント向けの需要は高く、在庫レベルも低い。しかしPC DRAMとモバイルDRAMの需要が低迷しているため、生産能力をサーバーDRAMに向けのいる。そのため供給がレベルが高く価格は下落。

  • モバイルDRAM 3〜8%下落

    • 2022年第2四半期のスマートフォンの需要は低迷しています。生産能力が高まりモバイルDRAM供給は大幅に減少しません。そのため価格は、下落します。

  • グラフィックスDRAM 0〜5%下落

    • グラフィックスDRAMの供給は安定しており、第3四半期に価格がわずかに減少します。

  • 民生DRAM 3〜8%下落

    • テレビの出荷などの民生DRAM関連は、DDR3とDDR4の需要が同時に減少すると予測しています。

🟦まとめ

特にPCと民生向けの需要が弱いため、DRAMの価格予測は第3四半期に3〜8%低下する

 DRAMは半導体業界全体の市場規模を測る指標です。今年後半から半導体市場は低迷するかもしれません。

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