「10:45 am 起床」な日

今日はこれと言って予定も無かったからとりあえずお昼ご飯にパスタを作って食べた。
昨日教えてもらった眞名子 新と言うシンガーソングライターの曲を聴きつつ、ボーッとラックを眺めているとこの前買ったばかりのレースシャツを着たくなったので出かける事にした。
とりあえずシャワーを浴び、レースシャツを着て、今日はまだ暖かそうだったのでテーラードを1枚羽織って自転車に乗り家を出た。

最近、意識的に自転車に乗るようにしている
自転車ってとても良いもので、季節を感じる風に吹かれながら街の中を駆け巡れる。
おまけに今まで知らなかった店や風景にも出会えるし、イヤホンのノイズキャンセリングを切れば、街の声や車の騒がしい音なんかも聞こえてきていつも聴いている音楽がまるで別の物のように感じる。
なんかワクワクする。

そんな中、目的地についた。前まで気になってたコーヒー屋。民家の間にあるガレージの奥にひっそりと浮かぶ「二条小屋」の看板
初めて行ったからガレージの前を二往復程してやっとそれに気付いた。
磨りガラスの付いた木製の引き戸を開けると一気にコーヒーの香ばしい香りが鼻の前を横切っていった。
店内に入るとメニューには
「hand drip coffee」
の表記の下に並んだ沢山の豆の産地とちょっとしたサイドメニュー。
その中からマンデリンとキャロットケーキを頼んで、席に着いた。
すると間もなく店主が目の前でハンドドリップでコーヒーを入れてくれて、後ろではレコード音楽が流れていた。
いわゆる最高な空間。至高の1杯って感じだった。

帰りに、行き道にみつけた小雑貨屋と花屋が連なった脇道に入ってお店に寄った。ちょうど買い換えようと思っていたコーヒービーカーを買い、隣の花屋で一輪挿し用の花を買って帰った。
20分程花屋の中で前のお客を待っていたので店員さんが「これはオマケ」とサクラをくれた。
なんにも無いはずだった一日がこんなにも良い日になるとは思ってもみなかった。
もうすぐ春になる。
なんとなくな日々の中に小確幸を見つけながら、玄関の一輪挿しのサクラが咲くのを楽しみに過ごしたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?