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単純化された比較の落し穴

これは極端に振れてはならぬところ。

なんか良いなぁ感はあるんですが、もう少しよく考えて、
合わせ技でいくというのはどうでしょう??

『なるべく人に迷惑をかけない様に周りに優しく生きよう、しかしそれでも迷惑を沢山かけてしまうのが人というもの、だからそこは許しあって生きよう』

10年以上前、エア・インディアの機内でのこと。
インド人夫婦が頭上の荷物入れに蓋の緩いお茶を数本紙袋(横向き)に入れていた為、前席の白人ビジネスマンにポタポタと垂れていた。
気付いたビジネスマンは立ち上がりそれを指摘。

するとインド人夫婦は立ち上がり荷物を確認して飲み物の入っていた紙袋を軽く動かして『ノープロブレム、ノープロブレム、これでいい』と言い放ち、ごめんなさいも無く座りどこ吹く風(笑)

ビジネスマンは服が汚れイライラしていた。
そして30分ほど経ち再び前席にポタポタと‥‥

ビジネスマンは更に強く文句を言い遂に乗務員へ進言して席を移った。
インド人夫婦はもう一度頭上の荷物入れを開き貧弱な紙ナプキンで溢れたお茶を軽く拭いて周りへ『ノープロブレム、ノープロブレム』と言いながら着席し、再びどこ吹く風(笑)

僕はもう黙っていられなくなり、夫婦の荷物を降ろさせて何故溢れるのかを教え蓋を確認させて強く閉めさせ、ビニール袋を被せる様指導して、先程のビジネスマンへ一言の謝罪もない非礼は無神経だと伝えた。

夫婦は急にオロオロとなり僕に大袈裟なほど謝り始めた。
呆れて『その気持ちは席を移った彼へ向けろ、君らの嫌いなパキスタン人はこんな愚かじゃないぞ』と意地悪に言ってしまい、自分で少し傷付いた思い出があります(笑)

読んでくれてありがとう。

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