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『石狩市厚田区・ 奥本主計さん/“海に沈む夕日が見えるところに住みたい”と思っていた』

石狩市厚田区は、札幌から車で1時間ほどの所にある海沿いのまちで、丘の上から日本海に沈む綺麗な夕日が見えることでも知られています。

また、厚田区は現在、全国的な盛り上がりを見せるサイクルツーリズム(サイクリングを活用した観光)に力を入れている地域でもあります。海と丘とサイクリングのまちでの暮らしは、果たしてどのようなものなのでしょうか?

―まずは厚田へ移住された経緯やご出身地など、簡単に自己紹介お願いします。
奥本さん:厚田には6年前から土地を購入していまして、昨年、神奈川県の川崎から地域おこし協力隊として移住してきました。
生まれは札幌でして、大学・就職で本州へ行きました。去年(2021年)会社を早期退職して、厚田へUターンしました。もともと退職後は北海道に戻ろうと思っていたんです。

―厚田はどんなところが魅力的でしたか?
奥本さん:“海に沈む夕日が見えるところに住みたい”と思っていたんです。厚田も夕日の綺麗なところなので、そこに惹かれました。

あとは両親が札幌におりますので、札幌の近くでなおかつ夕日が見えるところ、という事で厚田にしました。札幌まではだいたい40キロくらいで、車があればすぐに行けます。

―お気に入りの厚田の過ごし方を教えてください。
奥本さん:犬の散歩をする事が日ごろの休日の過ごしかたです。住んでいる場所の西に海、東に山がありまして、山を歩くと海が見えるんです。

―ちょっと小高い丘になっているから、夕日が綺麗に見えるんですね。
奥本さん:そうです。

―奥本さんは厚田で、サイクリングの環境整備活動にも携わっていると聞いています。こちらはどんな活動ですか?
奥本さん:サイクルツーリズムの研修を受けまして、それを活かしながら、冬に電動のファットバイク(※タイヤが太く、雪や泥の上でも走れる自転車)で国道を外れた小道のコースをガイドの方と走ったりしました。

電動ファットバイクだと初心者の方でも楽しめます。
やっぱり電動の力があるので、簡単に走れます。ただ買うとなると60万円くらいになるようなので、そこがネックですね。

―これを厚田で乗ってみたいと思ったら、借りられる場所などあるのでしょうか?
奥本さん:厚田の道の駅で午前10時から午後4時までのあいだ、3,000円で借りることができます。それを使って夏であれば未舗装の林道とか砂浜も走ることができますし、冬は雪の上を走ることができます。ぜひ来て、楽しんで頂ければなと思います。

―奥本さんは移住して厚田を満喫している感じに見えますが、移住して困った事はありましたか?
奥本さん:困ったというか、不安だったのは雪と寒さでした。札幌出身とは言いましたけど、もう40年近く本州の方にいましたので、北海道の本格的な冬を過ごすのが久しぶりで、そこが不安でした。

去年(2021年)はすごく雪が多くて雪かきを一生懸命やったんですけど、思っていたほど辛くはなかったです。楽しめば雪も面白いなと(笑)
あとは鹿がうちの庭に遊びにきてしまうことくらいでしょうか。

私はいま、第二の人生というかスローライフを満喫しようと思って自宅に畑を作っていまして、義理の弟が農家なのでそこで余ったビニールハウスを建ててもらって、とうきびなどを育てています。
美味しさを求めて有機栽培でやっていますが、一年目は失敗も多いですね(笑)

―誰もが憧れるスローライフですね。そして先ほど、奥本さんのお家の中には暖炉があると聞いたんですが、見せてもらえますか?
奥本さん:暖炉というか、薪ストーブですね。上部でお湯が沸かせるようになっていまして、そのお湯を床暖に使っています。
薪の炎を見ると落ち着くと聞いた事があったので、薪割りで苦労はするんですけども、薪ストーブにしました。

―癒しの時間ですね。
では、ここでお時間となりました。奥本さん、ありがとうございました。


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