き・みの背骨に花がさく

き・みの背骨に花がさく
囲い・籠め温室ドームの底で
苔むしていく踝をかかえ

宙天は閉じられる
あたたかな錠が降り
じきに流星が垂れ下がるよ 目じりの
卑しく逆向さかむいたまつげをとおって
ほおに透ける血いろのうえへ

おろかなうまれたての産毛

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