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夏休みの記録または写真技術の向上について

1週間の夏休みは割と盛りだくさんだった。茅ヶ崎の結婚式、ベトナムのフーコック島、そして富山のキャンプ。そのどれもにフルサイズミラーレス一眼カメラSONYα7s2を持っていった。

そして、新たに単焦点レンズを買ったので、それをつけていった。単焦点とは、ズームができないレンズのことで、レンズの選び方によって、写真の広さや印象がガラッと変わる。

ちなみにスマホのレンズは広角気味のレンズであり、例えば1メートルくらいの距離で人に向けても全身が映る。

今回のレンズは55㎜。例えば1メートルくらいの距離で人に向けると顔か手元か選ぶ必要がある。映しきれなくて画面が切れてしまうが、それがいい。何を撮りたいかを選ぶ感覚になって、より写真を撮ることに意識的になる。

結婚式の写真だが、被写体が遠い場合は全身が写るが、近寄った時はどこを撮るか、まさに「切り取る」感じになる。楽しい。ドキュメント感ある。

ベトナムでは撮影後の写真をレタッチすることを覚えた。レタッチとは昔の概念でいうと「現像」のようなもので、色や光や質感を調整して、イメージ通りの画像をつくっていく作業のこと。なんだか明るくてカラッとして南国っぽい写真になっているのは、実はそう見えるようにいじっているのだ。広告などでも好まれる、明るく清潔な世界だ。


富山キャンプについては、もはや原型を留めていないほど色を変えている。いわゆるフィルムトーンというか、映画っぽくした。具体的には暗部をブルーに、明部をオレンジにすることで、全体に色が乗ってドラマチックかつ絵画チックな仕上がりになる。「オレンジ&ティール」と呼ばれるトーンだ。映画などの物語性を重視する表現に使われる。

こうして1週間のうちに、画角や視点の捉え方、レタッチの使い分け、あとは今回割愛したが、絞り、シャッタースピード、ISO感度の調整などを覚え、レベルアップした。これは一般的には勉強して実践したということになるのかもしれないが、ほぼ遊んでいたらこうなっただけなので、「努力は夢中に勝てない」の意味が体で分かった。

今は一眼動画に挑戦しようとしていて、明日は早速テスト撮影をする。ゆくゆくはスタジオをつくって、思いついたらすぐに制作できる環境を整えようと思う。遊びで。

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