千里論4 塩屋

塩屋のへんてこなMVはさておき、これも好きな歌である。
千里さんはニューズウィークのコラムの中で、塩屋には一度も行ったことがないけど想像で書けたと語っている。
スゲー。なぜ塩屋を選べるのだ。

ストーリーはこうだ。意訳である。
昔の彼女から連絡が来て、呼び出される。昔と同じやり方で。
仕方ないなーと織田信成似の主人公は、
塩屋に向かう。

今の彼の愚痴を言う彼女。何をして欲しいのと考える。
聞いてあげたり、意見を言ったり。
自分も同じだなと思ったり、
君のためにできることとは?

でもね、今の織田信成似の主人公にも彼女がいて、
君のそばにはいるけど、何もしてやれないと暗に示す。
でも朝までは塩屋の閉鎖したガソリンスタンドの敷地内で
いっしょにいてあげるよ。

昔の男という職業があるなら、なれそうな織田君。
この場所だけは彼氏と来るなよとか言っちゃう織田君。
誰が閉鎖したガソリンスタンドに来るねんと元彼女は思うことだろう。
千里さん独特の優男の歌である。
今の彼女を大切にしていくよと言いながら
君が悩んでいたらいちばん近くにいるよなんて
言っちゃうのである。
そんなことしてるからこの後、
今の彼女とRAINになるんだろう。

全部は、素晴らしいフレーズの数々である。
それは聞いて確認してほしい。

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