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98.手術

二男が小学校にあがるまえに手術をすることになった

年長さんは色々と園最後の行事も多いから参加させてあげたいと
年中さんで手術を検討していた
春先からかかりつけの小児科に紹介状を書いてもらい
大学病院へ

すぐに手術の予約が取られた

ところが手術前になって
保育園でりんご病が流行ってしまった

病気が流行ったら入院はできないと
病院から注意事項として言われていた

病気で入院している子たちには
どんな伝染病も致命傷になる

ワタシは泣く泣く病院に電話を入れ
事情を説明し入院は延期になった

それをモラオに説明すると

「何でりんご病が流行っていると馬鹿正直に言ったんだ!
言わなければ分からなかった!
二男がりんご病になっているわけではないではないか」

怒り出した

そして
入院予定だった前日の夜
二男は熱を出した

りんご病だった


ワタシの判断は間違っていなかった

保育園で流行っていることを隠して入院していて病院で発病していたら
大変なことになっていた
モラオに怒られる筋合いはなかった


その後入院の予約をまた設定していただいたのだけど
命に係わることではないので
どうしても急病の子が優先になる
一度延期されると次は2~3か月先だった


次の入院の予定日が近づいてきた
でもまた今度は嘔吐下痢の風邪が園では流行り始めていて
二男は元気だったのだけど
念のため手術の3日前くらいから保育園は休ませていた


それでも遅かったらしく💦
またしても入院の直前に見事に移ってしまい
手術は延期になった


二男は嘔吐が止まらず
ワタシは寝不足でふらふらだった

モラオに何か言われる!
今はどうかやめて💦

瞬時にそう判断して身構えたけれど・・・

身も心もボロボロになっているワタシに向かって
モラオは容赦なく文句だけを浴びせかけた


なにやってんだ!
また延期じゃないか!


ワタシだって
また手術が延期されがっかりしている
でもそれをわざわざワタシに向かって言う言葉なんだろうか・・・


大事をとって
流行り始めたと聞いた翌日から保育園は休ませていた
できることはやった

何の看病も
何の手伝いもしていないくせに
モラオはいつも上から文句を言うばかりだった


そんな感じで時間だけがどんどん過ぎていって
年中さんの冬くらいになってやっと手術を受けることができた


夫婦とは
助け合い支え合いするものではないのか
看病してくれなくてもいいから
心の支えになってくれるものではないのか?

ずっと考えていたことだった


ワタシはモラオに怒鳴られる筋合いはない

できることは精一杯やったと
胸を張っていえる





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