39.やっぱり自分の都合だけのモラオ

2019年の春ごろ
モラオがやっと家を出てくれると口では了承してくれた
バカなワタシはその言葉を信じ
あんなに何度も何度も裏切られてきたのに
信じてしまっていた

いつ出て行ってくれるんだろう・・・
もうアパートを探してくれているんだろうか？？？

毎日そんなことを考えて過ごしていた

ところが週末になっても
アパートを探し出かけている様子もなければ
なんならネットで検索している様子もない
部屋にあるのは旅行先のパンフばかりで
アパート情報のかけらもなかった

何度も何度も週末が過ぎ
やがてワタシはまた裏切られたということがやっとわかった

モラオは

ボクちゃんもう怒らないんだぞ～♪
こんなに今日はご機嫌だぞアピールをするようになった

鼻歌を歌ったり
口笛を吹いたりして怒っていないアピールに余念がない笑

その口笛はワタシにとっては本当に恐ろしくて
怖いし気持ち悪いとしか思えなかった

７月に入ったころ
とうとうしびれを切らしてワタシはもう一度モラオに話をした

出て行ってくれると言ってくれましたが
アパートを探してくれているんですよね？約束しましたよね？

するとモラオはこう言い放った

やっぱりよく考えたらさぁ～～～
ボクちゃんが出て言ったら息子たちがどう思うかわからないじゃん？
なんて思うんだろうね～～
そう思ったら出ていけなくなっちゃってさっ♪
部屋からでないようにするからそれでいいでしょ！

いやよくないから！
家にいるだけで怖いから無理！

当然そう言ったけれどその言葉はモラオの脳には当然届いていない

都合の悪い言葉は脳みそに到達しないbyモラオ

聞かなかったことにしよう
そうだ聞こえなかったということにしよう
のモラオ理論笑

なるべく週末にでかけるというのもほぼ無視された

土日などは夕食は家族で食べていたが
ワタシは何を食べても砂の味しかしなかった
一口分だけよそって食べ
１分で食事を終え部屋で横になるようになった
（息子たち本当にごめん泣）
モラオはひとり上機嫌で息子たちに話しかけ
息子たちは『はい』か『いいえ』で答える
そんななんの楽しくも面白くもない食卓をモラオは作り上げていった

それもモラオにしてみれば

ぼくちゃんは上機嫌で明るく接していてえらいでしょ！

とアピールしているようにしかもはや見えなかった

ここで怒ったり怒鳴ったりしたら自分が不利になる
モラオはそう判断し
もう怒鳴ることはなくなった
一度でも怒鳴ったら出ていけと言われるのが分かっていたから
ずるいヤツ

2020年にはコロナがやってきてまもなくロックダウン
とうとうモラオもオンラインで家で仕事をするようになって
2020年は本当に地獄だった
これが災いしたのか
ワタシの体調はどんどん悪くなっていった

喉元が締め付けられる感覚
眩暈
動機息切れ
頭痛腹痛
胸がすーーっとする（ジェットコースターで降りる時みたい）
吐き気
ずっと乗り物酔いしているような気持ち悪さ

さらに病状が進んでいくと
外を歩いていても急に立ち止まったりしゃがみこんだり
上半身の内臓をぎゅーーーーっと握りつぶされるような感覚

もうどうしたらいいのか分からなかった