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50.あるお正月

ある年のお正月
モラ実家で新年会をする日
ワタシは珍しく熱を出しました

朝から体調が悪く風邪の症状
でも自分から
「行けない。家で寝ていたい」
と言えずにいました

もしそれでモラオが不機嫌になるようなことがあれば
その不機嫌は息子に向けられる
息子たちが悲しい思いをすることになる
それが一番怖かった

モラオの不機嫌は息子たちにも容赦なかったから
自分が頑張って行かなければいけないと
そう思うことしかこの時はできなかった

あとは
モラオから

寝てていいよ
家にいていいよ
息子たちと行ってくるから

という言葉を待つしかなかったのですが

結局そんな言葉はかけてもらえるはずもなく
ワタシの体調は見て見ぬふり
諦めてモラオの車に乗り込みました


モラ実家につくと
すぐにモラ兄嫁さんが
「具合悪そう大丈夫」と声をかけてくれました
(モラ兄とそのお嫁さんは常識人だと思ってます)
ワタシはやけくそで
「具合悪かったんだけど連れてこられた」
と話しました😂

ワタシの体調はどんどん悪くなっていき
でも横になるところもなく
(モラ実家はマンションで部屋中にタンスがおいてあり休める部屋もない)
モラ兄嫁さんが
「熱があるんじゃない?」と再び声をかけてくれた時には
もうはっきりと顔も赤く熱が上がってる感じが自分でもわかりました
それでもモラオは知らんふり
モラ母やモラ姉も知らんふり
モラ兄嫁さんが
帰った方がいいと言ってくれ
昼ごはんを食べてから早々に引き上げることになりました
(いつもは3時のおやつまで食べて4時とか5時まで強制滞在)

こんなに体調の悪い人をわざわざ連れていって
周りの人に移すことにならないか
早めに帰ることになって
モラ父母にも孫と会える時間を減らしてしまった
そういうことはモラオの脳では考えられないのか?

正月に欠席するなどゆるされない

モラオの考えそうなことだ


結局無理がたたって風邪をこじらせ
数日寝込むことになった


その翌年の正月
今度はモラ兄のところで
モラ兄嫁さんと息子さんが風邪気味ということで
お正月の集まりにはモラ兄ひとりでやってきた

せっかくのお正月だけど
体調を崩したのだから仕方ないではないか
新年会を欠席することになって申し訳ないけれど
仕方ないではないか・・・

それでいいんですよね?


何故ワタシは休ませてもらえなかったんだろう・・・・





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