見出し画像

さいたま国際芸術祭

10月7日開幕のさいたま国際芸術祭の内覧会に招待いただいた。

メイン会場となる旧市民会館おおみやは、目ワールド全開だった。
導線もなく迷路さながら、虚実入り混じった会場で、アクリルの壁を通して「見る/見られる」の関係も意識させられる。
会場は変化し続けるとのことなので、会期中にまた来てみようと思う。

芸術祭のテーマについてのステイトメントを引用。会期は2023年10月7日から12月10日まで。

あなたにとって「わたしたち」とは、誰を指すだろう。
日本を代表する「生活都市」さいたま。人々が日本の中心地へ向かい、そして戻ってくる場所。中心へ、あるいは発展の一途へと脈々と続けられる人間の行動を、とても間近に、そしてそっと側から眺める都市。確たる「主体」というような、積極的な視点からは少しだけ身を引いた、漠然とした感性のあわいが留まる地。この地域には語りきれないほど多種多様の魅力がある。しかし、それをこうだと決定づけようとした瞬間、何かふっと大切なものが失われてしまう、そんな感覚を伴うことがある。いつの間にか加担してしまうこの現実世界から少し距離を取るために、私が尚も「わたし」であり続けるために、決して誰かに明確に語られることなく、とても密やかに日常に繰り広げられる、人間の「無自覚」への微かな抵抗。
この客体的な空間さいたまから、芸術祭を、そして都市を、更にはこの世界を、もう一度「みる」。気候変動、社会格差、分断、戦争。現代社会を取り巻く、もはや私たち自身の加害性を抜きに語ることのできない様々な問題。この時代を生きる私たちは、一体どのように「わたし」の延長線上に、この世界を捉えることができるだろう。あらためて、私たちが「わたしたち」をみる。そんな機会を、このさいたまの地から届けたい。

さいたま国際芸術祭 2023 ディレクター
現代アートチーム 目[mé]

さいたま国際芸術祭2023ホームページより
さいたま国際芸術祭2023 メイン会場(旧市民会館おおみや)
会場風景
会場風景
これもSCAPER?
会場風景
ミハイル・カリキス《ラスト・コンサート》の会場
アーニャ・ガラッチオ《'preserve' beauty》
会期が進むにつれて朽ちていくのか?
ポートレイト・プロジェクト
会期中は毎日写真が入れ替わるらしい。
ポートレイト・プロジェクト
これが明日の写真?
今村源《うらにムカウ》
虚の世界に足を踏み入れたような感覚。
谷口真人《私たちは一つの物語しか選べないのか?》
物質としての絵の具と少女のイメージを同時に見せている、らしい。
L PACK.《定吉と金兵衛》
映像作品を見切れなかった。
L PACK.《定吉と金兵衛》
映像作品を見れば、関係がわかるのか?
石上城行《土地の記憶 −歌を詠む者−》
大宮区役所に立ち寄ったら、こちらにも作品が展示されていた。
買ってみた。お味は・・・飲んでみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?