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授業の質って何? しゅこうの学ぶ教員 (for teacher)6

 授業をしているとうまくいったと感じる時もあるが、うまくいかないと思うこともある。
 それはあくまでも教員から感じたことで、子どもにとっていいかどうかは違う。また、授業で求めるものが何かを考えると違った見方も出来る。
 授業の質の違いなどはないと思っていい。強いて言うなら、明らかに子どもが話を聞かない、何を言っているのか聞こえない授業など、誰が見ても分かるようなのは質が悪い。見る視点により授業の見方は変わるので、あまり周りの意見を聞いても仕方がない場合がある。
 よく指導的な立場の人が言うことをしっかり聞いていると、それが本当にこれから社会で役立つかは疑問を持ってしまう。単に指導要領とその人なりの解釈で話しているだけ。国の方針が変われば、今まで言っていたことを簡単に変えて指導する。
 個人的には、義務教育の最終段階である中学校3年生に向けての指導要領を見ると驚くと思う。私にはとても教えられない。この内容で8割以上の生徒が理解できるような授業をやる自信がない。これだけの内容が本当に出来ているのだろうか。自分自身の中学の頃を考えても無理だと思った。それを指導の内容としている。
 指導要領の改訂は行っているが、あまり意味がないと思ってる。正直、指導要領をどれだけの教員が読んでいるのだろうか。さらに、解説をどれだけ理解しているのだろう。今まで、しっかりと読んでいると思えた教員に会ったことがない。指導や評価のもとを作る立場で規準を作ったが、結局、形だけで実際に使えるものでない。授業の指導計画に載せるためになった。形はしっかりしているように見えるが、私の目指すものは出来なかった。それは、指導内容に満足していなく、学業特区などで自由に学ぶ内容の方が優れていると思えるからだ。
 
ついでのおまけ
 授業の指導案を作った事はあるだろう。これを見ると大体どんな授業になるか判断が出来る。更に、事前に指導案について意見を求められることがあると、指導案から分からないことを質問すると授業の展開がほぼ予想できる。新採教員や教育実習生の授業もほぼ予想が出来るので、改善点を伝えるとほぼ計画通りに授業が出来るようになる。不思議に思うかも知れないが、それは後で伝えることに。
 これから経験を積んでいく教員の人は、先ずは学習のまとめで使う評価テストの点数を、子どもごとに細かく予想できるだろうか。これが出来るようになる事が最初の段階だと思う。
 
 
 
 


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