わたしを紹介する10冊

市川市学習交流施設「市本」(2023年3月31日をもって閉鎖されました。)

市川市学習交流施設「市本」で「みんなの読書会」に参加された方へ配布した文章を載せます。

1冊の本について語りだしたら止まらなくなってしまうので制限した状態で書いてみました。
新年最初に行われたイベントは「2023年に一歩踏み出すことを絵馬にかいてみよう」でした。
わたしは一年間かけて自分を紹介する本を10冊選ぶと書いた記憶があります。
ところが2月、市の事情により「市本」を3月末で廃止する決定が下されたとNHKで突然報じられ、年末にこの答えをお伝えすることが叶わなくなってしまいました。悔やみきれず「市本」では最後の開催となる「みんなの読書会#5」に合わせ、誠に勝手ながら今現在で選んだ10冊をお世話になった「市本」のみなさま、本日の読書会へ参加されたみなさまへ紹介させていただきます。

1 『書を捨てよ、町へ出よう』
寺山修司 著 角川文庫
高校生で読み、両親に依存した己の小さな世界をぶち壊される程衝撃を受けました。

2 『ジャニス ブルースに死す』
デイヴィッド・ドルトン 著 田川律・板倉まり 訳 晶文社
購入後数十年、読了ならず。
私の中ではランキング1,2を争うロックシンガーの伝記。

3 『彼女の想いで… <大友克洋短編集 1>』
大友克洋 著 講談社
ハリウッドが何度挑んでも映像化できない「Fire-ball」はもうSFでなく日本の現実。

4 『経営に終わりはない』
藤沢武夫 著 文春文庫
わたしにとっては唯一無二のビジネス書。
30代はこの本を片手に暴れまくりました。

5 『生きぬくことは冒険だよ』
長谷川恒夫 著 集英社文庫
生と死が交わる壮絶な単独登攀。
会えるはずでしたがその機会は永遠に訪れません。

6 『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書』
小野寺伝助 著 地下BOOKS
本と読書に戻るきっかけの一冊。
今日の読書会に来られたのはこの本のおかげです。

7 『あしたから出版社』
島田潤一郎 著 晶文社
パンクスにとってのイアン・マッケイ、どんつき団にとっての島田潤一郎という存在。

8 『ブードゥーラウンジ』
鹿子裕文 著 ナナロク社
読み続けること3年29読3冊所有。
人生で最も読んだ本。出でよ大著を超える作品!

9 『いかれた慕情』(私家版)
僕のマリ 著
一読惚れ!著者にお会いしました!
いいでしょ!初対面で最低の読者になりました。
(2023年 百万年書房より同書名で完全版が発行されました。)

10 『アナキズム 一丸となってバラバラに生きろ』
栗原康 著 岩波新書
実践!メンタルで休職3か月。
ガッツリ会社とやりあいました。絶対に真似するなよ!

(2023年3月18日(土)現在)
















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