自戦記(1)

こんにちは。KYです。久しぶりの更新になります。前回更新の時は七段でしたが、確変の波に乗ることができて九段になりました。嬉しい~

やけに手が入るので成績はいいのですが、内容は伴っているのだろうか?と不安になり、自分の思考回路をある程度言語化して強者のみなさんに見ていただこうということでこの記事を書くことにしました。

サンマでは、たびたび「序盤の字牌の切り順」について議論になります。セオリーが確率されていないので、さまざなな流派の方がいらっしゃいます。そこについても少し触れられればいいなと思います。それではさっそく本題に入っていきましょう。画像は全て自分目線からです。牌譜URLも載せときます。

http://tenhou.net/0/?log=2020041501gm-00b9-0000-314e8434

麻雀note自戦記1

西家スタート。割と好きです。配牌も役役ホンイツの満貫が色濃く見えます、いいですね。

麻雀note自戦記1

あっという間に2つポンします。ここで選択。

①満貫以外見ない。安全度重視で6p切り

②一応ピンズくっつきも見て1m切り

こういうの悩みますね。どっちでもいいかなと思いますが、赤5pもありますし、最悪2000点でもいいかなってことで1mを切りました。

三麻は四麻に比べて、自分があがれなかった時の失点、「参加料」が高いんですよね。四麻では平均1500点ですが、三麻では平均3000点になるらしいです。こわ。
ということで、僕はピンズにくっついた2000点のあがりでも、5000点の価値があるのかなぁって思って、子ならけっこうかわし手OKにするようにしています。点数増えて子番1局消せるのは得ですし、さらに赤、北、カンでの打点UPもありますからね。あとホンイツ見切ったわけじゃないし。

赤2枚引いて両面テンパイ、対面からのリーチに押して8700点増えました。
東2-0は九種九牌で東2-1へ。

麻雀note自戦記1

ドラたくさん。これは誰もが北を抜いて役牌を残すと思います。

麻雀note自戦記1

親の仕掛けは白ポン打1s、カンして5p切りです。

役牌残してたら違うパターンになりましたね(笑)
自分はチートイドラ5聴牌。6p7pともに無筋で、刺さる確率はほとんど変わら無さそうです。
僕はこの時親の聴牌確率を50%弱と思っていました。ドラが4pで、自分が2枚持っているため、白カンは2シャンテンではしないことが多そう、ただ8p手出し程度で聴牌はレアケースなのでだいたい1シャンテンかな、その後5p手出しだからそれなりに手が進んだのかなというイメージです。
とは考えていましたが、筋も全然通ってないしさすがに押します。12000打ちましたが全く気にしません。

麻雀note自戦記1

整っていますね。どっちを切ってもいいと思いますが、發重なりでホンイツが見えるので1mから切り出していきます。

麻雀note自戦記1

順調に進んでこのような形になりました。選択肢は2つ。

①67p落としてチンイツ

②2s切ってリーチ

実戦は②のリーチとしました。もちろん点数は高い方がいいですが、これでも高めで7700あるのがリーチを後押しした理由の1つです。
更に理由はあと2つあります。1つは僕がメンチンが苦手なこと。こういう連続形だと、受け入れが広い代わりに待ちを見落としそうです(汗)
さらに重要なもう1つは、親の河が激ヤバなことです。七対子で遅いケースもありますが、メンツ手なら今にもリーチが飛んできそうです。メンホンなら聴牌までありそうですね。
ということで、ピンズ払いだと間に合わないことが多そうだと判断して、この素晴らしい手を安目3900リーチにしました。ちなみに親の手は…?

麻雀note自戦記1

こわ。(2回目)
1300,2600は1500,2700をあがって東3の親番へ。

麻雀note自戦記1

字牌の切り順について語ろうと思っても語れませんね。配牌がいいので満足します。

麻雀note自戦記1

上家の仕掛けは東ポン打3s、白ポン打發です。北は東ポンの前に2枚抜いています。

現物1枚、自分が親満クラスのイーシャンテンなので8pぐらいは押します。

麻雀note自戦記1

8pポン打6p

安牌が2枚しかないこともあり、前巡の1sは気合でプッシュしました。それなりにトイトイに当たりうる牌ではありますが、ホンイツには当たらないし、現物少ないしっていうバランスです。

この1pはどうしましょうか。ホンイツにもトイトイにも当たりうる牌です。

自分は気合で押しました。理由は2点。
・安牌が2枚しかなくて自分が親満イーシャンテン
・ほとんど当たらなくね?

一つ目は読んで字のごとくです。リーチしなさそうなので現実には7700にはなりそうですが、とにかくオリが厳しい
二つ目。リャンメンで当たるとすると、3p→發の切り順なので、233688pXX白白發から3pを切ったことになります。ホンイツとかトイトイとかあるし、そもそもチャンス手なのに狭めるのはないだろうと思いました。
単騎は3pを切った時点でシャンテン数を落としていることになるので完全に否定できると言っても過言ではないでしょう。
シャボ。113688pXX白白發から3p切り。なくはないですが、東白ドラドラで満貫が確定してる以上、わざわざトイトイ固定をしないかなぁとは思います。
ということでこの1pはほぼ通る!

麻雀note自戦記1

えっ…


三麻はけっこう迷彩使いが多いイメージがあります。これはやられた。
終わった直後は「オリだったか」と思いましたが、これは止まらないですかね。
はい次

麻雀note自戦記1

リャンシャンテン。白はドラだし南から切ります。切り順語れないですね。

麻雀note自戦記1

はーいみんな起きて!
クリミスではありません。意図的に白を切りました。正しいかどうかは分かりません。KYイズムとでも名付けておいてください。
理由は、「親にあがられたくない」と、「どうせ数牌引くっしょ」です。
まず、親が抜き2なので、あがられるとけっこう差がつきます。それは絶対に避けたいところ。
あと、赤なし北なしのこの手で白を鳴かれると、ピンフのみとかリーチのみでリーチを打ち辛くなります。しかも、この局はあがりに全振りなので、次にどの数牌を引いてもどうせ白を切ることになります。
それならば、重ねられる前に処理してもいいんじゃないか?というのが僕の意見です。
東場フラットでの普通の役牌とドラ役牌の比較なら、ドラ先切りが多い自分とはいえ、打点上昇にかなりの価値があるのでドラ役牌を残しそうです。

麻雀note自戦記1

4sポン打9m、發ポン打白、北抜いて9pツモ切り
イーペーコーのみで聴牌してるところに北を持ってきて、抜いたら4pを引いてきました。いろいろ考えられるところ。
①4p切りダマ
②4p切りリーチ
③7p切りダマ
④7p切りリーチ
⑤9p切りでオリ

この局面は悩みませんでした。

麻雀note自戦記1

④の7p切りリーチとしました。


フリテン見落としてました…


ですが、フリテンであっても7p切りリーチがそんなに悪くないのではという説があります。他の選択肢と比較していきましょう。

まず①②⑤は真っ先に消去しました。4pと7pでは全然危険度が違うからです。7pは序盤に切られている6pの外側なのでかなり安全ですが、4pはけっこう14pがあるのでわざわざ切りたくない。6p出アガリできなくデメリットと3pでツモあがれるメリットはそんなに差が無さそう。
③④が残りました。まあそうなりますね。③④のメリットデメリットを比較していきます。


メリット…ヤバそうな牌を引いた時に振り替えられたりオリれたりする
デメリット…ツモって2000点しかない、上家に打牌制限をかけられない

メリット…上家の足を止められそう、ツモって3900が確定し、裏ドラ抽選を受けることができる(上がった時に30%ちょい6000点、10%ちょい9000点になる)
デメリット…すぐだと上家に危ない牌を引いて死ぬことがある、上家の足を止めることで親との一騎打ちになる

ここで700,1300をあがってもほぼラス争いになりますが、ハネツモになると上も見えてきます。この形ならフリテンでもリーチの打点上昇効果がめちゃくちゃ大きいです。

とはいえさすがにダマが正しそうです。上家の仕掛けがよく分からないのでリスペクトしておいた方がよさそうです。
ただ、ここで「フリテンでもリーチをする」という引き出しを持っておくことは大事だと思います。九段配分で、700,1300ツモだと終局時期待ptが₋80ptぐらいになりそうですが、夢のハネツモだと₋20ptぐらいで済みそうな気がします。そう考えるとリーチもありかと思えてきませんか?まあハネツモになる確率自体がめちゃくちゃ低いんですけどね。
周りがオリてくれそうな局面では(フリテンでも)リーチが非常に効果的になりますね。

結果的には親に追われますが、ツモって、期待していた裏ドラも1枚乗って満ツモで局が進み、南2-0は九種九牌で南2-1へ。

麻雀note自戦記1

東場で点棒フラットなら白發を切ります。ドラ無し愚形残りのこの手では、どうせ白發を重ねても鳴きたくないので、親があがるぐらいなら西家が安く上がっても問題ない、白發切り遅れて親に鳴かれて連荘されるのは嫌という考え方です。
ですが、今は西家がラス争いのライバルです。ここで3900以上をあがられると、オーラスに上家が対面に差しこめるのでそれなりにラスりそうです。ということで西家には辛く打ちます。西切り。

麻雀note自戦記1

少し進んでこの形。難しい…
実戦では少し悩んで1pを切りましたが、明らかに打1sの下位互換な気がします。猛省。

麻雀note自戦記1

どうせ(ほぼ)全部押す、自分がリャンメン待ち、リーチの一発目なので抜かない理由がないですね。
親から追いかけが入るも、対面から8000点出アガリしてオーラスへ。

麻雀note自戦記1

2暗刻。6mを3つ引けば三色同刻三暗刻ですね。

上とは12400差なので、この配牌では一撃では厳しそうです。なので、南を重ねての1500点も視野に入れつつマンズから切ります。
上家に重ねられて鳴かれるリスクもありますが、この点差では手牌を短くして直撃チャンスを増やしてくれることはある程度歓迎なので、自身の選択肢が広がるメリットを優先しました。11500差とかならほとんどメンゼンで進めることになるので役牌を先切りすることになります。

麻雀note自戦記1

誰でもできる手なりリーチ。対面からの3翻はあがるかどうか悩んでいたので、一応自動和了は外しておきます。
裏ドラ1枚で2着終了になってしまいますが、割と裏ドラが乗りにくい形をしているのと、裏3とか裏4とかそういった大当たり抽選もあるのでさすがに倒しそうですね。

麻雀note自戦記1

まあもう一局でしょ

麻雀note自戦記1

天才か?

はい、というわけで運だけトップでした。

ここまで4000文字も書いていますが、けっこう内容が薄っぺらいですね。自分の思考もあまり伝えられなかったので、次回はもう少しいろいろ書けたらいいなぁ~と思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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