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※時間のない方、長い文章を読むのが苦手な方などは、最下段の【概要】のみお読みください。


去る8月7日(月)から8月9日(水)にかけて、緊急提案①をさせていただきました。

多くの賛同者がBPOに対してそれぞれの思うところを意見してくださったようで、嬉しく思っています。
どうもありがとうございました。
テレビ番組を審議する機関であるBPOに、私たち国民・視聴者・消費者の声が届くことを願うばかりです。

さて、今回はすでに予告してありました通り、緊急提案②になります。
これを書いている今日は8月23日です。
そろそろ夏も終わりに向っていますが、テレビ業界ではもっと先の準備をしているところ。
今回の提案はテレビ業界が準備を進めている4カ月先のことにアプローチをしようというものです。

4カ月先に行われます日本の伝統的なテレビ番組。
わが日本においておそらくこれ以上の国民的番組はないといっても決して過言ではないでしょう。

毎年12月31日の大みそかに放送される「NHK紅白歌合戦」。
今年の大みそかは日曜日ですが、年末年始は曜日すら関係がありません。

そんな紅白ですが、準備はとっくにはじまっています。
忙しい有名芸能人(歌手)や、ゲストの著名人が出演する番組ですから、スケジュール調整も大変であろうことは容易に想像がつきます。
そんな中、毎年当り前のようにジャニーズ事務所の所属タレントが複数出演し、「ジャニーズ枠」なる言葉も当然のように使われています。

昨年の第73回NHK紅白歌合戦のジャニーズ枠は6組でした。
さらに、司会こそジャニーズではなかったものの、スペシャルナビゲーターとして櫻井翔氏も出演したようです(私は観ていないので知りません)。

なぜ「ジャニーズ枠」などというものがあるのでしょうか?
歌手を抱える芸能プロダクション・事務所は多数ありますし、ジャニーズより広く親しまれ、出演を望まれている曲や歌手もたくさんいるでしょう。
NHKがどのような基準で出演者を選考しているのかは知りませんが、同じ芸能プロダクションから6組(2021年は5組)も出演できるというのは異常に映ります。

皆さんご承知の通り、NHKは公共放送です。
そのNHKは1999年に「放送現場の倫理に関する委員会」というところが自ら「公共放送であるNHKは、国民の受信料によって成り立っていることから、その存立には視聴者との信頼関係が不可欠であり、とりわけ高い放送倫理が求められる」と明確に宣言しています。

さらに、人権を尊重した番組づくりや、公平・公正な番組づくりなども、これまであらゆる機会に発信してきています。

◉NHK倫理・行動憲章および行動指針(2008年10月15日・2015年4月1日改訂版)
https://www.nhk.or.jp/info/pr/guideline/   (PDF)

NHKに限らず、テレビ局が何を放送し、何を放送しないかは、その局の自由です。
しかしながら、テレビ放送というのは「電波の公平且つ能率的な利用を確保することによって、公共の福祉を増進することを目的とする」と第1条に明記されている電波法によって規定された、国の免許事業です。
テレビ放送には公共の福祉を増進する目的がなければならないのです。


ましてや、公共放送たるNHKは、「視聴者の信頼を大切にし、受信料の重みを認識して業務を行います」と倫理・行動憲章および行動指針で謳い、公平で公正かつ人権を尊重する「みなさまのNHK」なのです。

放送コラムニストの高堀冬彦氏によりますと、NHKでは制作と報道の往き来がないそうです。
媒体とジャニーズ事務所との関係を考えますと、このコラムはその意図を考慮する必要がありそうな気もしますが、それはさておき。

・週刊女性PRIME

NHK BSプレミアムにはステージショーを披露する『ザ少年倶楽部プレミアム』というジャニーズJr.の専門月1回レギュラー番組もありますし、

ご存じの通り、現在放送されている大河ドラマ『どうする家康』はジャニーズ事務所の松本潤氏が主役で、他にもジャニーズのタレントが出演している番組がいくつもあります。


その「みなさまのNHK」が、「みなさまの声にお応えします」と言っています。

年末の紅白歌合戦では、スケジュールの仮押さえはとっくに済んでいると思われますが、決定はまだ出ていない可能性があります。

そこで、紅白歌合戦にジャニーズ事務所のタレントが出演することに関するみなさんの自由な意見を送りましょう。
参考になるかどうかはわかりませんが、私が個人的に考える主なポイントとしては次のようなものがあります。

・毎年、紅白歌合戦にジャニーズ事務所からだけ何組もタレントを選考するのはおかしい。NHKとジャニーズ事務所の癒着を疑っている。
・ジャニーズ事務所の問題は国連作業部会が声明を出すほどの国際的問題となっているにもかかわらず、何も変わらずジャニーズのタレントを出演させるのはおかしい。少なくとも全容が解明されるまではブッキングを見合わせるべきだ。
・ジャニーズのタレント出演について、「出演者の決定は適切に行っている」というような紋切り型のコメントは受信料を支払っている視聴者の声・要望に誠実かつ丁寧に応えていない。 NHKの倫理・行動憲章および行動指針違反である。
・ジャニー喜多川が児童性加害の場としていたのは主にジャニーズJr.だと報道されているが、そのジャニーズJr.の専門番組を公共放送のNHKがレギュラーで番組編成をするのはおかしい。

さて、今回皆さんに提案する内容をまとめますと以下のようになります。

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【概要】
■NHKに紅白歌合戦を中心とした意見を送る。
〔番組に対するご意見〕を通して、視聴者としての声を紅白歌合戦の準備期間中に届ける。

意見送信先

■期間:8月24日(木)~ 8月27日(日)までの4日間

■送信内容:海外にも発信される国民的番組の紅白歌合戦にジャニーズタレントを出演させるのは不適切であるということを、簡単な理由・説明とともに送る。
(メールフォームの必須事項は氏名とメールアドレス、意見のみで400字以内です)
字数が許すなら、その他の番組について言及も可。

※今回、報道に関しては言及を控えた方が声は届きやすいのではないかと思います。

■実際に意見を送った方のみ、以下のハッシュタグを記載して、送信した旨をツイートしてください。

ハッシュタグ: #NHK紅白歌合戦についての要望を送りました

NHKがどのような性格をもった放送局なのか、上にリンクしたサイト等を参考に、意見を送る目的や効果を考えて送ってください。

なお、このアクションはツイデモの性格を持つものではありません。
上記ハッシュタグをツイートするのは実際に意見を送った方だけにしてください。
ハッシュタグをつける目的は、届けた意見の数を番組関係者及び国民に可視化させるためです。
数が少なければこのアクションは失敗ということになりますが、それはそれでしょうがありません。

最後になりますが、ジャニーズファンによる「ジャニーズを出して!」メールも歓迎します。
必要なのは反響です。
賛否を問わず、メールの数が多ければ多いほど、話題になればなるほど、注目を集めているという反響になり、このアクションにとっては効果的です。
どうか、ぜひご参加ください。

※当アクションは返信を求めない、一方通行の意見送信を想定しています。
もしNHKから返信があった場合でも、それをそのままSNS等に転記(コピペ)して公開するのは、著作権上の問題が発生する可能性がありますのでおすすめしません。

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以後、上記期間が終了しましたら、追って別の提案もさせていただきますので、その際もどうかお読みいただければと思います。

よりよい社会を次世代へ──。
私たち一人ひとりは微力ですが、無力ではありません。
効果の程はわかりませんが、やれるだけのことをやってみましょう。


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