シャニマス5thライブ雑書き(主にDay1について)

アイドルマスターシャイニーカラーズの5周年ライブ
「If I _ wings.」が大盛況のまま終了してからはや4日経った今日、3月23日
様々な感想・考察・批評が飛び交う中、あえて時間をおいてこの記事を書いています。
自分の中で落ち着く時間が欲しかったのもそうですが、他の人の意見を取り入れつつ自身のものに昇華したかったんです。
あと、高山Pコメンタリーのアーカイブ前までには出したかったのです。
こんな駄文読んでらんないよって人もまとめだけでもよければ読んでいただければと思います。

はじめに

前提として、私は5thライブに両日現地参加しています。
なのでDay1のみ、Day2のみの方とはやはり見え方が違うことはご了承ください。
また、ライブから時間が経ってしまっているためかなり記憶が曖昧です。
なお、基本的に私は今回のライブについてかなり肯定的です。

Day1開演前:従来とは全く異なる雰囲気作り

誰もが口をそろえて言う。「なんなんだ、この不穏な空気は」と。
PVからして、不協和音が鳴り響く・絵面が暗い・アイドル達がユニット毎にフェードアウトしていくなど不安な要素がこれでもかと詰め込まれていた。
そんな中迎えたDay1、天気は生憎の雨というには生易しい土砂降りが会場を襲っていた。まるで心の内を映し出したかのような空模様だった。
会場に入ってからも、PVの不協和音が空間を支配していつものライブとは異なる空気が流れていたように思う。今日、シャニマスが終わるかもしれない。そんな非現実的な(少なくとも私にとっては)ことを頭がよぎるほどに異常な雰囲気に包まれたまま公演がスタートする。

Day1開演後~後半まで:やはりいつもと異なる構成

いつも通りの協賛コール。……からの社長とはづきさんの重い空気感のやりとり。疲弊した様子の社長とそれを気遣うはづきだが、そこにプロデューサーの姿はなさそうだ。そしてそのまま会話は進み「終わり・最後」などのワードを散りばめていく。恒例の事務連絡もないままに二人の会話も終了する。綺麗に響くオーバーチュア、――――――そして真乃の語り。
困惑のうちに始まるライブ。放課後クライマックスガールズの先陣によりボルテージはいきなりクライマックスに!とも行かず、半分くらいは心を置き去りにしてペンライトを振っていたんじゃないだろうか。各曲についてはまた別に記事を書きたいのでここでは遺憾ながら割愛することに。
各ユニットが1曲披露の後の全体MC。曲数の関係でMCをかなり削ったのか、ユニット単位でその上巻き巻き進行の挨拶。しかもその挨拶がやはり終わりを匂わせるものであったりとどうにも明るい雰囲気にはさせない。
そんな短めのMCが終わり再び楽曲パートへ。ここからセトリが狂いだす。
PWシリーズ以外の楽曲が混じり、ユニットによってはボイスドラマが挟まり(これまた不安にさせる)新曲発表会などと心無い揶揄もあった4thまでの周年ライブとは一線を画す構成を心に刻むことになった。楽曲のチョイスもズルいよね、泣けるよね。

Day1後半~終演まで:畳みかけてくるじゃん

後半前のMCだけは明るい感じ。ここだけが心の休憩ポイントなんじゃないかな。後半最初のノクチルからまた、ある意味重い現実に引き戻された。
挟まったりそうじゃなかったりするボイスドラマに翻弄されながらもライブ自体は盛況のまま進んでいく。コールができることの喜びを何度も嚙み締めつつラストスパートを駆け抜けていく。アルストロメリアPが最後にまたとどめ刺されて、二つ右と左前の人が崩れ落ちてたのが印象に残ってる。
そりゃそうよね、担当じゃない俺でも泣くよあんなの。

Day1終演:…………え?終わっ…たの?

アンコール前後で全体曲3曲。PWの全体曲はやらずに最後まで予想のつかないセトリを披露してくれる。
アンコール前にResonance+、ラスサビで思わずステージの向かい側見ちゃったよね。
ちなみにアンコールって何分やってたんでしょうかね。手も喉も痛いなって思いながら待機してたよ。
長い長いアンコールの果てにあったもの。いつもならはづきさんからの告知がある。しかし今回は、5thは違うんだ。
白いワンピース、そうPVでアイドル達が着ていたあの白いワンピースを纏いキャストがステージに姿を現し曲が流れだす。
アンコール1曲目、FWからいつかShiny Days。この全体曲かなり好きなんだ、静かな曲調の中に確かな強い決意を感じるから。
そして最後、アンコール後にMulticolored Skyというこれまた異例の構成で締めくくられた。
――――――え?ラララ―長くない?あれ?シーズが退場してったぞ?
えっあのPVってそういう?
少しずつ声たちが色を失い寂しさが増していく。
戸惑いを感じながら最後イルミネがいなくなるまでペンライトは振ってた。
そして会場の照明が落ちて、まだ何かあるのか、いやあってくれ、これで終わらないよな?そんな気持ちからか二度目のアンコールがささやかに、まばらに奏でられる。
―――――――――――が、そこで無慈悲に告げられる終演の宣言。
いつもなら喝采とともにアイマス最高!!のコールで会場が包まれるのだろうが。この時ばかりはそういう精神状態ではなかった。
ぽつぽつとアイマス最高の声は聞こえてくるものの大半はノリ切れず焦れた心を燻ぶらせたまま会場を後にすることとなった。

Day1まとめ:結局あの演出はどうだったのか?

個人的には大いに満足してます。3rd福岡からシャニの現地はほぼ両日行ってる身からしても2日間ほぼ同じセトリって後から考えるとコスパ悪いな、とは思っちゃうんですよね。当然それぞれの日にしか体験できない何かはあるんですけど、やはり大きな変化も欲しいと思っちゃうんです。
その点、今回はDay1である種の悲壮感や覚悟から終わりを彷彿とさせる演出をふんだんに散りばめジワジワとこちらの心を締め付けてくる。
少なくともこれだけで今までの周年ライブとは違うということを感じさせてくれたんです。新しいことへの挑戦を感じてとても嬉しかったです。
一方で、この演出に異を唱える人がいるのも知ってるし、理解もできるし、共感もできます。どれだけシャニマスと共に歩んできたかは人それぞれですが、その時間がどんなに短くてもコンテンツが終わるという恐怖は簡単には振り払えないですよね。しかも、終演まで、終演してもなんの説明もなくライブは終わりを告げる。Day2を残して。
【Day1しか来れない人を切り捨ててる、蔑ろにしてる。Day1は捨て石だ、踏み台だ。】そんな意見も目にしました。なるほどそういう考え方もあります。
しかし私は、そうは思いません。あのライブを作った全員がDay1はDay2でカタルシスを生み出すための前座であるとは考えていないでしょう。
でなければDay1で私が目にした耀きも抱えた感情も全てが否定されてしまいます。あの瞬間瞬間にしかない煌めきが確かにそこにあったんです。
ボイスドラマにより合間に覚える負の感情も、そこから始まる楽曲で乱された心も、あの時あの場所あの瞬間でしか得られないかけがえのないものなんです。それを、ノイズのせいで楽しめなかった、と断じる。その感想だって一つの思い出です。
ですが、乱され惑わされそんな中でもめいっぱいに楽しんだ人間が少なくともここに一人いる、ということは覚えていてください。

Day2について

ここでは長くは書きません。別途記事を書く、かも。
とりあえず一言。ありがとうございました、とだけ。
現地で声が枯れるほど叫びました、感謝の言葉。
それしか言えませんでした。
では、また。ここまで読んでいただきありがとうございます。


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