下北沢に行った話
真夏日がこれでもかと続く夏のある日、私はまたも東京に来ていました。前回記事と同様、この日も仕事の関係で東京へ飛んだのですが土日に前ノリした為、ビジホで大分暇をしてました。仕事の関係上数週間は東京に滞在せにゃならんのでもう暇で暇で仕方がない。余りに暇過ぎたので何処かへ遊びに行こうと思い立ち、ランダム駅で行き先を決めました。
新宿は前回行ったので今回は下北沢に行く事にしました。よく分かんないけどサブカル好きが集まってるイメージしかないこの街に行く事にします。でも行くからには何となくテーマを持って散策した方が楽しそうですよね。なので「下北沢にある植物を調べてみよ~」という事で、街中に佇んでいる植物にちょっとだけ注目しながら散歩して行きます。なんというか夏休みの自由研究みたいですね。
上陸
やって来ましたサブカルの街下北沢。最高気温は30℃を超え、吹き抜ける風も熱気と湿気をまとっていてました。自ら足を運んだにも関わらず、この暑さの中を歩くと考えると若干辟易してくるわけで。気を取り直して知らん街をぶらぶらしますよ。
駅を出て左に曲がると芸人さん達が公演の為にお客さんの呼び込みをしているのが飛び込んできます。なんと無料でお笑いライブが見れるらしく、次の機会があったら行くかもなぁと思いながら通り抜けます。
最初に覗いたのは下北沢のランドマーク的は存在として名を轟かせている「東洋百貨店」。20店舗近くの個人経営アパレルがここにひしめき合って、下北沢のセンスを凝縮したかのようなお店です。売ってる古着とかパンツは奇抜だったりしてる印象ですが、それを選んでるお客さん達の格好は割かし無地だったり普通だった気がします。商品を見てるだけでも楽しいので気になったら覗いてみても良いかも知れませんね。
一番街
東洋百貨店を出て、しばらく歩いていると花を見つけたので撮りました。雑に撮っていき、Googleの画像検索でその植物の名前を調べてく感じです。名前があってるかは定かじゃないですけどそれ位緩くいきます。
最初に見つけたのはこの2つ。どちらも街中とかで案外見かける花という印象がありますが名前までは把握してませんでした。ゼラニウムって名前としては良く聴きますけど、この花の事だったんですね~。白い背景に赤い花ってパッと目に入りやすくて印象に残りやすい。
こちらのお店の観葉植物でした。メガネチェーンの愛眼を曲がってそのまま真っ直ぐ進みます。
歩いているとシュロの様な木を見つけました。調べてみるとシュロ属とは大分異なる種であるコルディリネ属の植物っぽいです。ドラセナと混同されがちな木であるらしく、寒さに強く庭木として一定の認知度がある様です。
ベイクルーズのアウトレット品を主に取り扱っているセレクトショップのB.C STOCKです。更に直進。
2ブロック先にあったのはCIRCUS、こちらはハイセンスなメガネフレームが特徴の個性的なお店です。外観からもう個性を放ってますね。この単距離でメガネ屋が並ぶ事ってあるんですね。
同店の前に設置されてたカプセルトイです。岩下の新生姜のカプセルトイの奇天烈感すさまじいですね。でも意外とこの手の奴って人気あるって言いますよね。さてここを左に曲がります。
素人のGoogle検索にも限界があるようで2枚目の花の名前が判明しませんでした。色んな植物が一緒に写ってる所為で一意に絞れないのと、ノイズが多いのが原因なのかもですね。花の形からセージではなさそう、アメリカンブルーの葉じゃない、ペチュニアの花びらじゃないっぽいし、全然分かりませーん。植物博士教えてくれ~。レンガとのコントラストがオシャレって事しか分かりませんね。
このギャラリーを曲がった先にさっきの花壇が賑やかしく並んでいます。ギャラリーの方は当日お休みでした、行けなくて残念です。SyuNaは最近に入ったテナントであるらしく、上の看板は未だに前のテナントであるSECRET ROOM TUTUの名が。上の階は虹色CURRY食堂でした。
ギャラリーがある通りの突き当りに可愛い車止めを見つけたので貼っておきます。
なんかメキシコの砂漠感があるラインナップが揃った木々です。ジメっとした蒸し暑い街を歩いている最中にコレが目に入ると脳が一瞬バグります。こういうのが咲くのってカラっと乾いた暑さってイメージがあるのでね。
中米植物を飾っているのはこちらのBURGERS TOKYOです。メニュー等はこちらになります。改めて見ると中々にいいお値段で、ちょっとした贅沢には最適かも知れませんね。伊良コーラ自販機の隣が件の植物です。ちなみに伊良コーラは1本500円のクラフトコーラです。
今度は高低差が楽しい配置になってます。茶色と緑でアースカラーな配色だし落ち着きますね。
美容室サロンのLogos by littleのインテリアとして設置されてます。なんか店前がこうなってるとシュッと引き締まる感じがしてカッコいい気がしますが、多分これ右上から差し込む太陽光の効果もあるかもですね。
さっきの店々を通って行くとこの門に出て来ました。逆コースを行った為入口に出た様です。いや~楽しかったですね、一番街。
あずま通り
一番街ゲートのすぐ近くにコレがあったので今度はこっちに行ってみます。もう佇まいからして味がありますね、北の字の右半分が無くなってる所とか特に。
下北沢が演劇の街と呼ばれるキッカケを作ったとされるのがこの本多劇場です。ここから様々な有名人が花開いていったのを考えると感慨深いモノがありますよね。ちょうど木でロゴが隠れちゃっているのが残念ですけども。マルシェ下北沢とか下北沢ハイタウンとかとくっついてます。格好良い写真が撮れた気がします。
本多劇場を横に突っ切ると、この背の高い観葉植物が。ピクアルって先程もありましたね。街に居る時は気付きませんで、この記事書く時にGoogle検索してようやくでした。フィカス・アルティシマは1枚目の奥にも写ってますが、撮る角度や光の当たり方で大分印象が変わるのが分かりますね。
そんな植物を飾っていたのはミョンラン時代。韓国のおやつであるハットグを取り扱ってるお店で、このブランドは下北沢以外に江戸川区にしかないそうです。ホットドッグって書いてありますがどちらかと言えばアメリカンドッグの方がニュアンス的に近かったりします。下の명랑시대쌀핫도그は、そのままハングル表記です。쌀は米って意味だそうです。何故、米?
この時点でちょっとお腹が減って来たので、ちょっと戻ってカレー屋さんに寄ってみました。カレーの店 八月っいう不思議な名前の店ですが、なんとここはあの有名であるミュージシャン曽我部恵一さんのお店だそうですよ。内装はあんま広くないですけど、落ち着きがあって良い雰囲気でした。
スープカレーの激戦区として有名な下北沢ですが。この店も多分に漏れずサラサラとしたスープ系のカレーが出て来ました。スパイシーカレーですが辛さも丁度良く、上のトッピングが食感にアクセントを加えてくれました。ニンジンは酢漬けの様な酸味があって、箸休めとしてもトッピングとしても器用な立ち回りをしてくれます。蒸しチキンがカレーと相俟って美味しゅうございました。小食な私には満足なボリューム感でした。最高~~!
色々フラ付いていたらここに辿り着きました。なんか見た事ありますね。
シャニマスのキービジュアルに載ってた場所ですね!! セツナビートの撮影で放クラは下北沢に来てたんですね。アルストは横浜にある東京芸大の馬車道校前、ノクチルは江ノ島の鎌倉高校前かな。行きた~い。正味シャニマス関係なく普通に観光として行きたいですよ。
さっきの商店街門の付近から活気のあるMCが聴こえて来たのでちょっと寄ってみたら音楽祭をやってたので覗いてみました。この音楽祭は下北沢のあちこちでアーティスト達がパフォーマンスをして、それを自由に見て周る形式らしく、私は偶々ここを見つけた感じになります。
パフォーマンスをしていたのはJohnny PandoraというクラシカルなロックバンドとGood Spiritsというダンスチームのユニット。超懐かしいロカビリーに合わせてツイストを踊ってたのが印象に残ってます。ゲストとして小学生の女の子が舞台に上がったりして、ずーっと楽しい舞台でした。キャロルの『ルイジアンナ』とかプレスリーとかが掛かってた気がします。
帰り道
さて折り返してマルシェ下北沢に戻ってきました。見ての通りヴィレッジヴァンガードがあるので行ってみたいと思います。その前にカプセルトイがあるので見ていきます。
色々ありすぎてどれをやろうか迷いますよこれ。というか最近のカプセルトイってバラエティ豊かだけど良いお値段しますね~。500円のやつとかもありましたよ。ではヴィレヴァンの店内に入っていきます。
ヴィレヴァン店内はアパレル、コミックや小説等の書籍、小物やおもちゃなどが山程あって1時間位見て回ってました。まるで博物館みたい。
続いて覗いたのはTSUTAYAですが、ここは書籍の販売がメインである様でレンタルビデオとかはありませんでした。この店ちゃんと凄くて、買った本を店内のラウンジカフェで直ぐ楽しめるようになってるんですよ。で、この本を買いました。
これも読んだらいつかお話したいですね。今の所、積読になりそうです。
TSUTAYAを出るとそこにはサントリーのビアボール横丁が開催されていました。このクソ暑い中でビール飲むの最高過ぎるし、絶対に楽しいでしょ。この並びにはタイ料理だったり、ベトナム料理、韓国料理など酒の進む店が目白押し! 私は酒飲まないですけども。
夕暮れですね。なんか知らない街なのに、ちょっと懐かしさが感じられる不思議な写真になりました。下北沢はサブカルの街と呼ばれるだけあって、色々な事が楽しめる街でした。演劇があったり、お笑いライブがあったり、カレーがあったり、古着やアパレルがあったり、音楽があふれていたりと、丸1日かけてもおさまらない程の娯楽が溢れてます。むしろ今日は「コレ」を楽しもう! とターゲットを定めてから遊びに来るのが正解な気がします。まあ楽しかったので何でも良いです。普通に良い街でした。ではまた来月。
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