【269】早炊き

食欲の秋。
と言うが
私は秋に春を迎える
きのこ類が苦手だ。

理由は苦手だから
としか言いようが
ないぐらい苦手だ。

イタリアンなどに行って
いつも思うのが
きのこがトッピングされた
パスタの多さに驚愕する。

非きのこ人間の私は
その味のパスタ
食べたいけど
きのこが……と
注文を挫折することがよくある。

きのこ抜きで!
と言えば食べられるのかもしれないが
きのこと〇〇の……
のように
メニュー名の先頭に陣取る
きのこに対して
いりません。はなかなか言いづらい。

食欲の秋とは
なんだか難しい世界である。

そんな私でも
白飯は日本人として
大好きな部類に位置している。

米は基本食卓に居座っていると
言っても良いぐらい
主人公的な存在で
私の食生活を支えているのだが
そんな米を
食べてる状態にカスタム
してくれるのが
炊飯器という家電だ。

この家電で
米は水と一体となり
食事可能の状態に
なるのだが

そんな炊飯器に
こんな機能が
搭載されているのを
ご存知だろうか?

「早炊きモード」

大体の炊飯器には
マストで搭載されている機能だが
これは
文字通り
お米を早く
食べられる状態に
してくれるやつなのだが
ここに違和感を覚えないだろうか?

それは
始めから本気出せ!
ということだ。

早炊きモードが
あるのならば
通常はなんなのだろうか?

と疑問が発生する。

日頃は手を抜く
炊飯モードでーす!
と言っているようなものだ。

この早炊きモードが
最初からできるのならば
もちろん
お腹が空いているときに
通常炊飯モードは
使用しないだろう。

この謎の手抜きに
よって
今日も食卓に主人公が
登場するのが
遅れている。

早炊きモードが
あるのならば
最初から本気で
炊飯活動に取り組んで
ほしいものである。

早炊きについて
正当化し
論破できる方は
かかってきてほしい。

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