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林でアーサー・ランサム

 ネットの本屋で、アーサー・ランサムの小説に「子供のごっこ遊び」と星1つというレビューがありました。
 子供のころ、周囲の子たちには、アーサーランサム全集よりも、ナルニア国物語のほうが人気でした。
 ナルニア国物語や映画のグーニーズのような、迫力あるファンタジーのほうがおもしろいのかもしれません。
 でも、現実には、ファンタジーに出てくるような存在はいないし、危険な場所を子供が冒険することもできません。
 だから、子供には、ごっこ遊び。
 想像と創造する力を養うことは大切だし、考えて工夫することも、体を鍛えることも、みんなと助け合うことも、将来 役に立ちます。

 わたしは、林で開かれる秋の祭りに3回くらい出展しました。
 祭りは、食べ物の出店が中心なのですが、せっかく子供たちに来てもらうのだから と、遊びをいくつか提供しました。
 回を重ねるうちに、わたしは、無意識のうちに、1つのテーマにそってゲームを考えるようになりました。1回の祭りで5つくらいのゲームを用意しました。それらの運営は、当日のサポートスタッフに頼るしかありません。わたしは、事前の打ち合わせを望んだのですが、それはかないませんでした。
 当然、来てくださったスタッフさんとは、情報共有できず、その場その場の遊びになってしまいました。

 その後、コロナとなってしまい、祭りはおこなわれていないし、わたしも、そういう活動を休止しました。
 今になって思うのですが、わたしは、林版のアーサー・ランサムがやりたかったのです。(アーサー・ランサムの小説では、湖で冒険します)
 林で遊ぶ意図は、ネイチャーゲームと同じなのですが、全体として、「壮大な」ごっこ遊びの世界を作ってみたかったのです。

 いつか、賛同してくださる方が何人か集まったら、企画してみたいと思っています。


 タイトルの写真は、榛名湖で、この記事の内用と直接関係ありません。榛名湖や赤城山は、子供が小さいころ、毎年のように冬に遊びに行きました。
 アーサーランサム全集の舞台が、イギリスの湖沼地帯だったので、この写真を使わせてもらいました。

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