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苔が好き

 先日、母と庭の話をしていて、
「苔があるとよかったのだけれど」
と、母が言っていました。
 母は、コロナ前まで茶道教室を家で開いていたので、実家の庭は茶庭です。茶庭は、禅の庭にも通じるので、石や苔があります。
「ゼニゴケならば、いやというほど生えたけどね」
と、わたしが答えました。

ゼニゴケ

 ゼニゴケは、地面にべっとり貼りついているし、模様もちょっと気持ち悪くて好きになれません。日当たりの悪い実家の庭には、よく生えていました。それを母が、ねじり鎌という地面をかきとるような鎌で、かりかりと削りとっていました。
 もっと、ふさふさした感じの苔なら好きです。
 苔が美しい日本庭園はたくさんありますし、山にもたくさん生えています。深遠で静謐な雰囲気があります。

 苔のミクロな異世界にはいっていく感じが好きです。


 苔も草や樹のように光合成をおこなっています。
ならば、屋根に乗せたらどうでしょう?
 北欧には、ターフハウスという草を乗せた家があるそうです。

 最近の家は、ガルバリウム鋼板の屋根が多いです。瓦に比べて丈夫で軽そうですが、無駄に太陽エネルギーを吸収している印象があります。ソーラーを乗せていないのなら、苔で2酸化炭素削減と夏の暑さ対策 というのは悪くないアイデアだと思うのですが・・・
 工費がどのくらいかかるのでしょうね。乾かないように水を流さなければいけないかもしれませんし。

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