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冬のバードフィーディング


 「鳥のように自由に生きたい」
人にとって、翼は自由の象徴です。
自由という言葉がふさわしいかは、わたしは疑問です。
 鳥は、飛ぶために独自の進化をしました。
 胸に、竜骨突起という大きな骨があります。翼を動かす筋肉を支えるための骨です。(哺乳類のコウモリにはありません)
 体を軽くするために、骨の中はスカスカです。竹のような中空ではなくて、斜めの梁のような構造がはりめぐらされています。(トラス構造)
 やはり体を軽くしておくために、体内に排泄物を貯めません。随時排泄します。
 そういうことがあっても、飛ぶのは気持ちいいだろうなと思いますけど。

鳥の子育て

「カラスなぜ鳴くの カラスは山に かわいい七つの子があるからよ」
この歌は抒情的で好きです。
「まあるい目をした いい子だよ」
やさしさを感じます。
 でも、科学的な目で見ると、カラスは7羽も雛を産みません。
雛がエサを自分で食べる水鳥は、カルガモみたいに10羽とか雛がいても子育てできるのかもしれませんが、肉食(虫も含む)の鳥は、雛のために食べ物をとってくるのが大変です。
 子育てがあまりにハードなので、野生の小鳥は飼われている鳥に比べて、とても短命です。

小鳥にとっての冬

 町に棲む留鳥の小鳥にとって、冬は厳しい季節です。
人による開発によって、林が狭くなってきているし、冬は寒いし、食べ物が少ないし、樹の葉が落葉しているので、捕食者であるカラスや猛禽類から丸見えです。
 冬は、葉っぱがないから、林の鳥をウォッチングしやすい という考え方もあるかもしれませんが、冬は、そっと見守るか、バードフィーディング と思います。
 バードウォッチングは、桜が咲くころにしたいです。葉っぱはまだ繁っていませんし、食べ物の花や虫が一気に増えます。
 それに春は、生きる喜び、生きる力に満ちる季節ですし。

バードフィーディング

 林でバードフィーディングしませんか と言ったら、「自然に手を加えるのはよくない」と反対されました。
 鳥から林を奪って自然を破壊しているのは人間じゃないか と内心思いましたが、林でのバードフィーディングはあきらめて、自宅の庭に鳥さん食堂を開いています。1月から花が咲くころまでです。

ウグイス

 エサ台のすぐ近くに、モニタカメラを設置して、家の中から観察しています。近づくことなく、自然な姿を観察できます。
 バードフィーディングについて、おいおい書いていこうと思います。




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