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⭐︎初めての方へ(自己紹介)⭐︎

まずはこちらのページをご覧いただきありがとうございます。

はじめまして、日本初のどんぐり栽培を行っているシンと申します。
今回は僕のこれまでのお仕事と、どんぐりとの出会いについてお話しさせていただきたいと思います。





【これまでの話】

僕は元々、神奈川県で農薬不使用野菜で作った野菜スイーツ専門店を営んでいました。
そこでは年間に36種類の野菜を使いお菓子を作り、毎月3種類の野菜菓子をご自宅までお届けする、お菓子のサブスクサービスのご提供させていただきました。
嬉しいことにお客様にも恵まれ、お店は順調に営業できていました。

イベントなどで作っていたフルーツミニトマトのパフェ
ゴマのフィナンシェ、玉ねぎのサブレ、ほうれん草ともちきびのケーキ


【どんぐりとの出会い】

そんな好調な中突如、どんぐりという素材と出会うことになります。

時は2019年、友人の紹介でどんぐりを広めているという当時80代のお爺さんをご紹介したいと連絡もらい、その後すぐにお会いすることになりました。

直接お会いしてお話を聞いていると、終始どんぐりの魅力を伝えてくださいました。そして一通り話し終えると、どんぐりのお菓子を作って欲しいとお願いされることになります。

少し時間をもらい考えた上で、
お爺さんの想いと、どんぐりという珍しい素材に興味が湧いた僕は、お願いされたお菓子作りをスタートさせることにしました。

実は、この時初めてどんぐりが食べられること知りました。


【どんぐりのお菓子は難しい】

どんぐりは小麦粉のようにグルテンがありません。(それだけでは生地が固まらない)なので基本的に、用途として補助的な使用方法になります。

ですがどんぐりは、優しい甘さと上品な口当たりが魅力なので、使用量が少ないとどんぐりの味が引き立たなくなってしまいます。

案の定、試作は難航し、試行錯誤を繰り返し、繰り返し、繰り返し、、、、、、


やっとの想いで、どんぐり粉をふんだんに使用した「どんぐりのモンブラン」と、どんぐり粉100%使用した「どんぐりのエナジーバー」を作り上げることに成功しました。

そして販売を始めてみると、予想を超える売れ行きで、手が回らなくらいたくさんの反響をいただくことができました。

どんぐりの和風モンブラン
どんぐり粉100%どんぐりエナジーバー


【どんぐり粉がもらえない】

その後もどんぐりスイーツは飛ぶように売れました。

ちょうどその頃、どんぐり粉を仕入れている会社から連絡があり、どんぐり粉を卸せなくなったと連絡がきました。
その時ちょうど、東京の会社の方が転売させてもらいたいと商談に来ていただいていたので、正直最悪のタイミングでした。

一番肝になるどんぐり粉がもらえないということは、どんぐりバーもどんぐりモンブランも販売できないということになるので、ご注文いただいたお客様、商談に来ていただいた会社様には、製造ができなくなったことを伝えざるを得なかったのです。


【もらえないなら作ってしまえばいい】

その後は、韓国のどんぐり粉を取り寄せたり、違う会社のパウダーを注文させていただきましたが、自分が思い描くどんぐり粉を納品してくれる商品はありませんでした。

途方に暮れていると、ふと、シンプルな答えが頭に浮かんできます。
「無いなら自分で作ってしまえばいい」という考えでした。

実は、実家が農家だったこともあり、農地が余っていたのでした。

そしてどんぐりを生産するため農地を利用し、
パティシエが人生初、日本初のどんぐり生産者になる決意します。

初めて作ったどんぐり粉


【これから目指すこと】

そして移住を終え、ついに日本初、いやおそらく世界初になる、どんぐりの栽培をスタートさせるのでした。

実はどんぐり、森の動物の数をコントロールする木と言われたり、森の生物多様性を豊かにしてくれる特徴を持つ、環境にとっても素晴らしい木なんです。

さらに縄文時代の主食としても活躍し、スーパーフードのような高い栄養価を効能を持つので、食べることを考えても素晴らしい植物です。

今では捨てられているだけのどんぐりなので、活用するだけで国内の資源に変わるときたら、もう活用しない手はありません。

そんなどんぐりを使って、これから目指していくことは、

①どんぐりを活用し、持続可能な仕事を作ること。
②栄養価、効能ともに優れたどんぐりを食品として全国に広める。
③荒れた森に動物たちの食糧が増やし、森の生物多様性の保全を目指すこと。

今後、こんな未来を創っていきたいと考えています。

環境にも優しいどんぐりの木、森が痩せた今、大切な動物たちの食糧になる


【最後に】

どんぐり栽培といっても役所に確認しに行けば、林業と言われ、農家として認められず、もちろんまだ食材としてみられていませんが、
そんなどんぐりが、役所にも、地域にも、認めていただける農産物になるよう、これからも活動していきます。

収穫までに長い年月を要するどんぐり栽培ですが、必ずどんぐりバーを復活させ、さらに安全で、美味しく、栄養の取れるお菓子や、その他どんぐり製品の創っていくのが目標です。

きっと誰も体験したことのない道、これからたくさんの失敗や、大きな困難が待っているでしょう。

ですが、お菓子屋を閉めてまでも始めたこと。
楽しみに待ってくれている皆さんのためにも、一日でも早くどんぐりスイーツを、お届けできるようこれからも邁進していきます。

シン/


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それではシン / どんぐり生産者でした。
また次の記事でお会いしましょう。


■Instagramやってます。
https://www.instagram.com/sin_donguri?igsh=MWsxd2RkdnNjZXAz


日本初のどんぐり栽培を行なっています。いただいたサポートは、どんぐり栽培、どんぐりを通じた環境保全活動費として大切に使わせていただきます。記事を読んでいただきありがとうございます。