日記を書く
男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。
という書き出しの「絶対に女じゃないだろ」感はすごい。ネカマがやたら「女だ」と口に出すのは平安時代から変わらないんですね。
というわけで、日記を書こうと思い立った。
黒歴史を増産するだけなのは火を見るより明らかだが、持て余した承認欲求がそうさせた。
余談だが、愛着障害児には「文を書く」という事が効果的らしい。文はありのままの自分を黙って受け止めてくれるし、思考を整理することで自分の思いが理解できるから。ま、そういうことだ。
わかってほしいという思いもわかってたまるかという思いもあるから、人間は文を書くし言葉を尽くすんだろうなと思う。その手段の一つが日記。
(「わかってほしいとか思わないけどわかんないとかちょっとどうかと思う」って歌詞を書いた大森靖子、ノーベル文学賞とか取ってほしい)
わたしは元々人の日記やらエッセイを読むのが好きだ。
その中でも、人の思考の流れが見えるもの、声が聞こえてくるような文章が好きだ。(混沌としているものが全般好きという話でもある。)
リアルタイムで追っているのは岸田奈美さん、真空ジェシカのガクさん、Aマッソ加納さん、にしおかすみこさん、ティモンディ前田さんあたり。
芸人さんの率が高い。もう消えちゃったけど金属バット友保さんのnoteも大好きだった。人間性が窺える文章を書く人は魅力的だ。
一方で、自分が文を書くのは苦手なのは一つのコンプレックスである。国語自体は比較的得意だった中学生のころから、「点数の割に語彙が少ない」「ぐにゃぐにゃした文を書く」と言われてきた。
よくしゃべるオウムと同程度の語彙しかないのに、あれもこれも詰め込みたくなって主語述語が対応してんのかさえ怪しい文を錬成してしまう悪癖は今も抜けていない。
日記も、書いては「黒歴史だ~!!」といって消してをもう10年以上は続けている。
が、唯一小学生の時に書いていたブログに関しては、消した記憶がない。
アホのメンヘラ小学生が書いていたものが未だインターネットの海の中に漂い続けている可能性を思うと本当にいたたまれない。殺してくれ。
という感じの有様なのでこの日記もたぶんそのうち全部消えるんだと思う。
それでもとりあえず、残したいきもち、言葉にしておきたいことを安置する場所として、いったん機能させてみます。
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