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「いの町吾北村柳野」長州大工の古民家

さて、柳野物件その2は、こちら。
なぜかこの空き家のお隣さんが、内覧のご案内をしてくださいました。
とてもフレンドリーな♪お隣さんでした。

吾北村柳野物件その2外観です。

さあ!中を見てみましょう♪
1Fの様子。

式台形式の玄関(二段の踏み板があります)で、武家屋敷風のお出迎えの間があります。


玄関横には、昔ながらの靴箱があります。
作り付けの収納です。

やはり、こちらのお家も長州大工さんの作です。柱は伝統工法の継ぎ手です。

継ぎ手

なんということでしょう!手書きの襖絵!

手描きの襖絵「室戸の夫婦岩」

前回の住人の方は、版画家さんだったそうで、
一晩で描き上げたという「室戸の夫婦岩」

ちなみに、天井低いです!背の高い方…頭ぶつけます。(´・ω・`)

天井が男性の頭スレスレ

さて、2Fへ上がってみましょう!

2階へ上がる階段

手すりが古風ですね。

格子の障子

昔ながらの格子の障子。

ちょっとこだわりますが、この斜めの添え木は、障子紙貼り替えの緩み防止です。


作り付けの収納


高欄

↑ 2F南側には、旅館風の手すりがあります。夏はここに腰かけてうちわパタパタして夕涼みなんかいいでしょうね♪

2階にひっそりとたたずむ屏風

今回の空き家訪問に同行してくれた設計士さんは、このお家を気に入ってしまい、ついには空き家バンクを通して購入されたそうです。
お値段16万円。ほぼほぼ移転登記代と司法書士費用のみって感じ。

ところが、その後の噂では足を痛めたとかで、元々駐車場が物件そばに無かったので、足が悪くなると物件へ辿りつくことが出来ず、遠のいてしまったとの事。そもそも車はどこに置いてたん?!

結局のところ、不動産の価値は建物ではなく、周辺環境とか土地が公道に接しているか、駐車場はあるかとか、自分の年齢を考えてあと何年利用できるのかとか、その辺のところをちゃんと見極めないといけないのです。

いの町吾北村柳野「長州大工の古民家」紹介でした。

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