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ポロト湖から北大へ

6時に目覚める。お腹がペッコペコ。まずは散歩へ。ウポポイの辺りを経てポロト湖畔へ。遠くへ歩きたかったが、ヒグマの標識があり、ひとが居ない。やっと犬を連れたひとに会い、あいさつする。うちの母は毎年ひとりで山へ入って山菜を採るのだが、怖くないのだろうか。

小雨が降ってきた。桂の木はアイヌ語で   ranko と言うんだな。いろんな場所でアイヌ語表示を見るようになった。この辺にリゾートホテルもできるようだ。コロナで幸先がよくないけれど、どうかたくさんのひとが訪れますように。そして消費に終わらず、関心を持ってくれるといいなあ。ホテルへ戻る頃に虹を見る。ジャージ姿の高校生が自転車にまたがり上を見ている。ちょっと短いけど、久しぶりの虹! 東京へ帰る日にやっと晴れました。

白老では haku hostel へ一泊。旧い旅館をリノベーションしたユースホステルで、若いひとの志が感じられる。カフェには木彫りの熊がたくさん飾ってあった。見慣れた熊だけど、若い作家さんも育ってるのだろう。多様性を感じる。いつかお気に入りの熊を見つけたい。

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時間に余裕があったので、札幌へ戻り北大へ。ポプラ並木、池、植物園を見る。コートを着ているひともいれば、半袖のひともいる。そういえば実家の家族は冬でも半袖にダウンを着ている。

キャンパスには学生、観光客、走るひと、犬を散歩しているひと、写真をとるひと、座って休むひと…。在学していなくても大勢の人が出入りしていて、ひろびろ〜としていて、ほんとにいいところだ。あたしも上京前にときどき来ていたっけ。今は新宿御苑やICUへたまに行っている。そういう場所が必要なのだ。

今回、とくに何かを目指して旅した訳じゃない。誰にも会わず、予定を詰め込まず。宿だけ決めてあとは気の向くまま。情報に疎くて残念な面もあったけど、ひとりでなくては行かないであろう場所へ行けたから☆☆☆☆☆。HOKKAIDO LOVE! の周遊切符が大活躍してくれた。崇よ、ありがとう。今度こそ命日にお墓と、実家へ行くからね。

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