アイドル短歌(6)
ぼくの、そのあたたかな場所が、再びあたたかくなる、瞬間、春思
よく寝れるように、っていうお祈りがあいじゃなければなんなんだこれ
もし私がきみの神様だったならキスの代わりに花びらふらす
何度でも見つめた君に、はじめまして、と綴る2時5分
月並みのことばをのせてラブレター 想いはヒカリ追い越しきみへ
桜散り音も立てずに過ぎし春 まだ鶯だけここに居る
あついうちに食べてしまお 何だって冷めたらあんまおいしくないよ
結局は取り繕った言葉よりただの告白「あいしています」
季節より越えた概念の最果て、ボクらの春がもう一度咲く
風呂上がりかかとにクリームを塗り込み来る日に向け魔法をかけた