【短歌】最大の恋敵は自分だったりする
◯声震え、高鳴る鼓動、真っ直ぐに 私じゃない…後日談なのね
◯暗くても微笑んでると感じるの 鼻をとろかすあの時の汗
◯メール聞く続く返信、伝えるわ もうすぐ9時よまた"シンデレラ"
◯どうせなら結べなければ良かったな 切れないピンクのミサンガなど
◯午前4時 眠れる森に住みたいわ あなたの腕がない、夜なんて
◯クラゲとか透明ならばやっぱりね、コーヒー味がいいなと思う
◯コーラ味の飴ばっかり 「え?ストレス?知らない…」と目を閉じ流れれば
◯恋と愛何が違うの?ケータイの連絡帳で答え探す
◯色味など興味ないの 着たら着心地良かったからよ
◯むかしから廃棄処分この気持ち スカートよりもズボンだったし
◯隙間風 こんなに心を冷ますのか 心のふすま閉じたはずだよ?
◯小声でも大きく聞こえヘッドホン 「聞こえてる…?」聞こえてないと答えてしまう
◯"あいつ"から 返信開いて頬ゆるんでるなんていえない
◯「戻れないタイムカプセル」開けても、中にあるのはパールのドレス
◯久しぶりに来たところは妄想で 仮面ズラした君、笑った?
◯どうせ寝て起きてもあの子になれない それだったら夢みさせてよ
◯窓の外はすずしいはずだから ねえあついからってめくらないでよ
◯今までの風はずっとすずしくて これから風はきっと蒸しあつい
◯つけたらあたたかくなるって信じ見つめる夜中の豆電球
◯寒いから人肌恋しいだけなんだ 言い聞かせてはセンチメンタル
◯風呂上り化粧水を塗っている真後ろに立つ明日のワタシ
◯表面張力で保っていた はず、なのに今告げてしまった
◯指先を赤く染めては想うの きょうもひとりでねるんだわって
◯なんだか今日は頭が、痛いから君の嫌いなコーヒーを飲む
◯逃げないでってつながれた はなされた またつながれるあなたのペース
※これは本当に初期の頃詠んだ短歌をまとめたものであり、字余りの作品ばかりですが、どうか悪しからず。