7/28ドイツ戦【AKATSUKIJAPAN】

 昨年W杯でも初戦ドイツで対決、その後ドイツはW杯王者となった。
直前の親善試合でも力量の差が大きく、21点差と敗戦となった。

7/19 親善試合

たが、この試合では渡邊雄太がでておらずパリ五輪では10点差位は縮まると感じる内容ではあった。

吉井のスタメン起用

 これは前回のセルビア戦に続き感触がよい。
富永、比江島の起爆剤が悪く、DF強度を上げる意味でも当たりの起用だと思う。
 コーナー3Pの必要最低限の仕事をこなしつつDFは引き続き強度が高く、シュルーダーやスイッチDFのミスマッチを消せて結構良かった。
 この試合での一番の出来は渡邊雄太か?吉井か?って位に活躍してて、国外のスカウトに目をつけられていないか心配レベル。

懸念点

 前回からの課題としてFトラブルを挙げておく。
八村、ホーキンソンと得点源がベンチに下がる時間が多かった。
出来る限りコアなメンバーのファールは避けたい所。

ワタナビー

 この試合での渡邊雄太は攻守共に良かった。
ボールを持つ時間は少ないもののきっちりと得点を重ねて、タイス相手にかなりハッスルしたDFで存在感を示した。
 タイスに関してはインサイドでゴリゴリかと思いきや3Pもあるんかい!とツッコミが入るほどのシュートレンジ。
ここのマッチアップは川真田、アヴィがいれば…とフィジカルの強さがかなりでた所で苦戦をしいいられた。

苦戦する八村

 チームトップの20点は記録するものの半分はFTによるものであり、FG%は4/19の22%。
 戦術みてもボールムーブの流れからでは無く、常に相手を背負ってからのポストアタックが多かった。
まさに戦術八村(頼り)になっており、もう少し八村をフリーになるような各種スクリーンを使うものだと思ってた。

光と影

 最初の3Pの固さを除けばドイツ相手に河村のパフォーマンスは通用しており、フランツの股抜きASはハイライト必須。
特にホーキンソンとP&Rはもっと多用すべき所だと感じた。
八村の所は厳しいのがわかっているので、ホーキンソンで勝負してもよかったのでは?アンダーで来たら河村の3Pなど、広げて欲しかった所である。

 スペシャルと言われながらも最終兵器富永は終盤まで活躍できないでいた…PTすらなかった。
直前までの親善試合でも得点力が低く、DFはギャンブル気味と弱点を補う3Pの長所に陰りが出できた。
 また持ち味のディープ3Pは今や河村の方が成功しており、それなら別のDFが良いSG招集すればええやんとかひしひしと感じる。
 なぜなら2Qの最終局面で親善試合でスコスコにやられたオブストに対しての守り方が不味い。
オブストのスクリーンに対して引いて守ってしまい、河村の進路を潰しつつフリーによる3P。
嫌な前半の幕引きとなってしまった。

試合結果&総括


スタッツ

 ドイツのボールムーブが良く効率的にフリーの3Pが要所で決まり、またインサイドのアタックもジリジリとボディーブローの様に蝕んでいく。

 結果だけで見れば親善試合と変わらない点差だが、意識して変わった所はREBの所。
吉井の起用もそうだか、八村も奮起し互角に渡り合った。

 先にも上げた通り八村のOFは強力であるが故に対策されており、タフショットをしいたげられ、富樫も打開しようとフローターで得点を重ねるが単発に終わり、なかなか崩せずにいる。

 また、渡邉飛勇がボールを持ってもコイツは打たない。とバレているので何かしらのアクションは必要。
ベンチポイントも少なく、スタメンのPTだけが伸びる最悪な事態に。

 フランス戦ではもっとインサイドでの得点が厳しくなりそうであるが、どう打開するのか?見物である。

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