カラスマセンのネタ 10/13 家にいすぎ

「ねぇ」
「なに?」
「ちょっと私の家にいすぎじゃない?」
「そうかなぁ?」
「しかも出かけることもないしさ」
「それはそう見えてるだけやと思うけどね」
「じゃあ私がいない時、何やってるの?」
「それは…言えない」
「やっぱ浮気してんじゃん!」
「違うよ」
「じゃあ、なに?」
「サンマ…」
「サンマ⁈」
「焼いてた…」
(一瞬の沈黙)
「七輪で⁈(怒)」
「うん」
「おめぇ何やってくれてんだよ!」
「え?」
「おめぇサンマを美味しくいただくんじゃねぇよー!ねぇ、私がサンマ好きなの知ってるよね⁈」
「うん…」
「じゃあなんでこそサンさんするかなぁ!」
「こそサン⁈」
「こそこそサンマ焼いてんじゃねぇよ!」
「いや、それは…」
「他には⁈焼いてないだろうな?」
「ホッケ…」
「なんでおめぇはそんなに美味しい魚をいただいてるんだよ!」
「…」
「もういい!別れるから!」
〜走り去ろうとする〜
「待ってくれ!」
「なに?」
「じつはさ…」
「だから、なに?」
「お前に美味しい焼き魚を食べて欲しくて、オレ…実はコッソリ練習してたんだ」
「なんだよ〜!そのためのこそサンなのかよぉ!」
「もう少し上手くなってから披露しようと思ってたんだけど(照れながら)」
「うんうん、じゃあさ、これから焼いてよ」
「分かった!」
「ねぇ」
「ん?」
「だいすきだよ」
〜西野カナ「トリセツ」が流れて暗転〜

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